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See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.2.8. RHV でのマシンセットの作成
異なるマシンセットを作成して、Red Hat Virtualization (RHV) 上の OpenShift Container Platform クラスターで特定の目的で使用できます。たとえば、インフラストラクチャーマシンセットおよび関連マシンを作成して、サポートするワークロードを新しいマシンに移動できます。
高度なマシン管理およびスケーリング機能は、マシン API が機能しているクラスターでのみ使用することができます。ユーザーがプロビジョニングしたインフラストラクチャーを持つクラスターでは、マシン API を使用するために追加の検証と設定が必要です。
インフラストラクチャープラットフォームタイプが none
のクラスターは、マシン API を使用できません。この制限は、クラスターに接続されている計算マシンが、この機能をサポートするプラットフォームにインストールされている場合でも適用されます。このパラメーターは、インストール後に変更することはできません。
クラスターのプラットフォームタイプを表示するには、以下のコマンドを実行します。
oc get infrastructure cluster -o jsonpath='{.status.platform}'
$ oc get infrastructure cluster -o jsonpath='{.status.platform}'
2.8.1. RHV 上のマシンセットのカスタムリソースのサンプル YAML リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
このサンプル YAML は、RHV で実行され、node-role.kubernetes.io/<node_role>: ""
というラベルが付けられたノードを作成するマシンセットを定義します。
このサンプルでは、<infrastructure_id>
はクラスターのプロビジョニング時に設定したクラスター ID に基づくインフラストラクチャー ID であり、<role>
は追加するノードラベルです。
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- クラスターのプロビジョニング時に設定したクラスター ID を基にするインフラストラクチャー ID を指定します。OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている場合は、以下のコマンドを実行してインフラストラクチャー ID を取得できます。oc get -o jsonpath='{.status.infrastructureName}{"\n"}' infrastructure cluster
$ oc get -o jsonpath='{.status.infrastructureName}{"\n"}' infrastructure cluster
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- 追加するノードラベルを指定します。
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- インフラストラクチャー ID およびノードラベルを指定します。これら 2 つの文字列は 35 文字を超えることができません。
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- 作成するマシンの数を指定します。
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- マシンのセレクター。
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- この仮想マシンインスタンスが属する RHV クラスターの UUID を指定します。
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- マシンの作成に使用する RHV 仮想マシンテンプレートを指定します。
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- オプション: 仮想マシンインスタンスタイプを指定します。警告
instance_type_id
フィールドは非推奨となり、今後のリリースで削除されます。このパラメーターを含めると、CPU およびメモリーを含む仮想マシンのハードウェアパラメーターを指定する必要はありません。このパラメーターは、すべてのハードウェアパラメーターを上書きするためです。
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- オプション: CPU フィールドには、ソケット、コア、スレッドを含む CPU の設定が含まれます。
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- オプション: 仮想マシンのソケット数を指定します。
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- オプション: ソケットあたりのコア数を指定します。
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- オプション: コアあたりのスレッド数を指定します。
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- オプション: 仮想マシンのメモリーサイズを MiB 単位で指定します。
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- オプション: 仮想マシンの保証されたメモリーのサイズを MiB で指定します。これは、バルーニングメカニズムによって排出されないことが保証されているメモリーの量です。詳細は、Memory Ballooning と Optimization Settings Explained を参照してください。注記
RHV 4.4.8 より前のバージョンを使用している場合は、Red Hat Virtualization クラスターでの OpenShift の保証されたメモリー要件を 参照してください。
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- オプション: ノードのルートディスク。
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- オプション: ブート可能なディスクのサイズを GiB 単位で指定します。
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- オプション: 仮想マシンのネットワークインターフェイスの一覧。このパラメーターを含めると、OpenShift Container Platform はテンプレートからすべてのネットワークインターフェイスを破棄し、新規ネットワークインターフェイスを作成します。
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- オプション: vNIC プロファイル ID を指定します。
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- RHV 認証情報を保持するシークレットの名前を指定します。
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- オプション: インスタンスが最適化されるワークロードタイプを指定します。この値は
RHV VM
パラメーターに影響します。サポートされる値:desktop
、server
(デフォルト)、high_performance
です。high_performance
により、仮想マシンのパフォーマンスが向上しますが、制限があります。たとえば、グラフィカルコンソールを使用して仮想マシンにはアクセスできません。詳細は、Virtual Machine Management Guideの ハイパフォーマンス仮想マシン、テンプレート、およびプールの設定 を参照してください。 - 29
- オプション:AutoPinningPolicy は、このインスタンスのホストへのピニングを含む、CPU と NUMA 設定を自動的に設定するポリシーを定義します。サポートされる値は、
none
、resize_and_pin
です。詳細は、Virtual Machine Management Guideの Setting NUMA Nodes を参照してください。 - 30
- オプション:hugepages は、仮想マシンで hugepage を定義するためのサイズ (KiB) です。対応している値は
2048
および1048576
です。詳細は、Virtual Machine Management Guideの Configuring Huge Pages を参照してください。 - 31
- オプション: 仮想マシンに適用する必要があるアフィニティーグループ名の一覧。アフィニティーグループは oVirt に存在している必要があります。
RHV は仮想マシンの作成時にテンプレートを使用するため、任意のパラメーターの値を指定しない場合、RHV はテンプレートに指定されるパラメーターの値を使用します。
2.8.2. マシンセットの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インストールプログラムによって作成されるコンピュートセットセットに加えて、独自のマシンセットを作成して、選択した特定のワークロードのマシンコンピューティングリソースを動的に管理できます。
前提条件
- OpenShift Container Platform クラスターをデプロイすること。
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。 -
cluster-admin
パーミッションを持つユーザーとして、oc
にログインする。
手順
説明されているようにマシンセット カスタムリソース (CR) サンプルを含む新規 YAML ファイルを作成し、そのファイルに
<file_name>.yaml
という名前を付けます。<clusterID>
および<role>
パラメーターの値を設定していることを確認します。オプション: 特定のフィールドに設定する値がわからない場合は、クラスターから既存のコンピュートマシンセットを確認できます。
クラスター内のコンピュートマシンセットをリスト表示するには、次のコマンドを実行します。
oc get machinesets -n openshift-machine-api
$ oc get machinesets -n openshift-machine-api
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Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 特定のコンピュートマシンセットカスタムリソース(CR)の値を表示するには、以下のコマンドを実行します。
oc get machineset <machineset_name> \ -n openshift-machine-api -o yaml
$ oc get machineset <machineset_name> \ -n openshift-machine-api -o yaml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
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次のコマンドを実行して
MachineSet
CR を作成します。oc create -f <file_name>.yaml
$ oc create -f <file_name>.yaml
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検証
次のコマンドを実行して、コンピュートマシンセットのリストを表示します。
oc get machineset -n openshift-machine-api
$ oc get machineset -n openshift-machine-api
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 新規のマシンセットが利用可能な場合、
DESIRED
およびCURRENT
の値は一致します。マシンセットが利用可能でない場合、数分待機してからコマンドを再度実行します。