4.3. Web コンソールを使用した OpenShift Virtualization のインストール


OpenShift Virtualization をインストールし、仮想化機能を OpenShift Container Platform クラスターに追加します。

OpenShift Container Platform 4.10 web console を使用して、OpenShift Virtualization Operator にサブスクライブし、これをデプロイすることができます。

4.3.1. OpenShift Virtualization Operator のインストール

OpenShift Container Platform Web コンソールから OpenShift Virtualization Operator をインストールできます。

前提条件

  • OpenShift Container Platform 4.10 をクラスターにインストールしていること。
  • cluster-admin パーミッションを持つユーザーとして OpenShift Container Platform Web コンソールにログインすること。

手順

  1. Administrator パースペクティブから、Operators OperatorHub をクリックします。
  2. Filter by keyword フィールドに OpenShift Virtualization を入力します。
  3. OpenShift Virtualization タイルを選択します。
  4. Operator についての情報を確認してから、Install をクリックします。
  5. Install Operator ページで以下を行います。

    1. 選択可能な Update Channel オプションの一覧から stable を選択します。これにより、OpenShift Container Platform バージョンと互換性がある OpenShift Virtualization のバージョンをインストールすることができます。
    2. インストールされた namespace の場合、Operator recommended namespace オプションが選択されていることを確認します。これにより、Operator が必須の openshift-cnv namespace にインストールされます。この namespace は存在しない場合は、自動的に作成されます。

      警告

      OpenShift Virtualization Operator を openshift-cnv 以外の namespace にインストールしようとすると、インストールが失敗します。

    3. Approval Strategy の場合に、stable 更新チャネルで新しいバージョンが利用可能になったときに OpenShift Virtualization が自動更新されるように、デフォルト値である Automaticを選択することを強くお勧めします。

      Manual 承認ストラテジーを選択することは可能ですが、クラスターのサポート容易性および機能に対応するリスクが高いため、お勧めできません。これらのリスクを完全に理解していて、Automatic を使用できない場合のみ、Manual を選択してください。

      警告

      OpenShift Virtualization は対応する OpenShift Container Platform バージョンで使用される場合にのみサポートされるため、OpenShift Virtualization が更新されないと、クラスターがサポートされなくなる可能性があります。

  6. Install をクリックし、Operator を openshift-cnv namespace で利用可能にします。
  7. Operator が正常にインストールされたら、Create HyperConverged をクリックします。
  8. オプション: OpenShift Virtualization コンポーネントの Infra および Workloads ノード配置オプションを設定します。
  9. Create をクリックして OpenShift Virtualization を起動します。

検証

  • Workloads Pods ページに移動して、OpenShift Virtualization Pod がすべて Running 状態になるまでこれらの Pod をモニターします。すべての Pod で Running 状態が表示された後に、OpenShift Virtualization を使用できます。

4.3.2. 次のステップ

以下のコンポーネントを追加で設定する必要がある場合があります。

  • ホストパスプロビジョナー は、OpenShift Virtualization 用に設計されたローカルストレージプロビジョナーです。仮想マシンのローカルストレージを設定する必要がある場合、まずホストパスプロビジョナーを有効にする必要があります。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.