8.6. ビルド環境
8.6.1. 概要
Pod 環境変数と同様に、ビルドの環境変数は Downward API を使用して他のリソースや変数の参照として定義できます。ただし、以下のような例外があります。
注記
oc set env
コマンドで、BuildConfig
に定義した環境変数を管理することも可能です。
8.6.2. 環境変数としてのビルドフィールドの使用
ビルドオブジェクトの情報は、値を取得するフィールドの JsonPath
に、fieldPath
環境変数のソースを設定することで挿入できます。
env: - name: FIELDREF_ENV valueFrom: fieldRef: fieldPath: metadata.name
注記
Jenkins Pipeline ストラテジーは、環境変数の valueFrom
構文をサポートしません。
8.6.3. 環境変数としてのコンテナーリソースの使用
参照はコンテナーの作成前に解決されるため、ビルド環境変数の valueFrom
を使用したコンテナーリソースの参照はサポートされません。
8.6.4. 環境変数としてのシークレットの使用
valueFrom
構文を使用して、シークレットからのキーの値を環境変数として利用できます。
apiVersion: v1 kind: BuildConfig metadata: name: secret-example-bc spec: strategy: sourceStrategy: env: - name: MYVAL valueFrom: secretKeyRef: key: myval name: mysecret