12.6. 許可されたシークレットの管理
API 認証情報を提供するほかに、Pod のサービスアカウントは Pod が使用できるシークレットを決定します。
Pod は以下の 2 つの方法でシークレットを使用します。
- イメージプルシークレットの使用: Pod のコンテナーのイメージをプルするために使用される認証情報を提供します。
- マウント可能なシークレットの使用: シークレットの内容をファイルとしてコンテナーに挿入します。
サービスアカウントの Pod がシークレットをイメージプルシークレットとして使用できるようにするには、以下を実行します。
oc secrets link --for=pull <serviceaccount-name> <secret-name>
$ oc secrets link --for=pull <serviceaccount-name> <secret-name>
サービスアカウントの Pod がシークレットをマウントできるようにするには、以下を実行します。
oc secrets link --for=mount <serviceaccount-name> <secret-name>
$ oc secrets link --for=mount <serviceaccount-name> <secret-name>
シークレットを参照しているサービスアカウントにのみにシークレットを制限することはデフォルトで無効にされています。これは、serviceAccountConfig.limitSecretReferences
がマスター設定ファイルで false
(デフォルト設定) に設定されている場合はシークレットを --for=mount
オプションを使ってサービスアカウントの Pod にマウントする必要がないことを意味します。ただし serviceAccountConfig.limitSecretReferences
の値にかかわらず、--for=pull
オプションを使用してイメージプルシークレットの使用を有効にする必要はあります。
以下の例では、シークレットを作成し、これをサービスアカウントに追加しています。