3.3.11. Perl
perl
パッケージは、Perl プログラミング言語のサポートを追加します。このパッケージは、Perl コアモジュール、Perl Language Interpreter (Perl 言語インタープリター)、PerlDoc ツールを提供します。
Red Hat は、パッケージ形式でも多くの perl モジュールを提供します。これらパッケージの名前には、
perl-*
接頭辞が付いています。これらのモジュールは、スタンドアロンのアプリケーションや言語拡張、Perl ライブラリー、外部ライブラリーバインディングを提供します。
3.3.11.1. Perl 更新
Perl バージョン間の違いについては、以下の資料を参照してください。
- Perl 5.12 更新
- Perl 5.12 には以下の更新があります。
- Perl はユニコード標準により適合します。
- 実験的な API により、Perl を「プラグ可能」なキーワードおよび構文で拡張することができます。
- Perl は 「2038 年」の問題以降も正確な時間を維持できます。
- パッケージのバージョン番号は、直接「パッケージ」ステートメントに指定することができます。
- Perl はデフォルトで、廃止予定の機能の使用をユーザーに警告します。
Perl 5.12 delta は、http://perldoc.perl.org/perl5120delta.html でアクセス可能です。 - Perl 5.14 更新
- Perl 5.14 には以下の更新があります。
- ユニコード 6.0 をサポート
- IPv6 のサポートが改善
- CPAN クライアントの自動設定の容易化
- 新たな /r フラグが s/// 置換を非破壊的なものにします。
- 新規の正規表現フラグが、マッチしたストリングを ASCII またはユニコードとして扱うかを管理します。
- 新たな
package Foo { }
構文 - 以前のリリースに比べてメモリおよび CPU 使用量が少ない。
- 多くのバグを修正
Perl 5.14 delta は http://perldoc.perl.org/perl5140delta.html でアクセスできます。 - Perl 5.16 更新
- Perl 5.14 には以下の更新があります。
- Unicode 6.1 のサポート
$$
変数が書き込み可能。- デバッガーの改善
- Unicode データベースファイルへの直接アクセスは廃止予定。代わりに Unicode::UCD を使用。
- Version::Requirements が廃止予定。代わりに CPAN::Meta::Requirements を使用。
- 多くの perl4 ライブラリーを削除:
- abbrev.pl
- assert.pl
- bigfloat.pl
- bigint.pl
- bigrat.pl
- cacheout.pl
- complete.pl
- ctime.pl
- dotsh.pl
- exceptions.pl
- fastcwd.pl
- flush.pl
- getcwd.pl
- getopt.pl
- getopts.pl
- hostname.pl
- importenv.pl
- lib/find{,depth}.pl
- look.pl
- newgetopt.pl
- open2.pl
- open3.pl
- pwd.pl
- hellwords.pl
- stat.pl
- tainted.pl
- termcap.pl
- timelocal.pl
Perl 5.16 delta は http://perldoc.perl.org/perl5160delta.html でアクセス可能です。