2.2.5. 変更の表示
ステータスの表示
作業コピーの現在の状況を確認するには、作業コピーが含まれるディレクトリーに移動して、以下のコマンドを実行します。
svn
status
This displays information about all changes to the working copy (
A
for a file that is scheduled for addition, D
for a file that is scheduled for removal, M
for a file that contains local changes, C
for a file with unresolved conflicts, ?
for a file that is not under revision control).
例2.18 作業コピーのステータスの表示
Subversion リポジトリーの作業コピーが含まれるディレクトリーに以下のコンテンツが含まれていると仮定します。
project]$ ls
AUTHORS ChangeLog COPYING doc INSTALL Makefile README src
Subversion リポジトリーへの追加が予定されている、このディレクトリー内のファイルとディレクトリーはすべて (
ChangeLog
以外の)、すでにリビジョン管理がされています。リビジョン管理がされている TODO
ファイルは、削除のスケジューリングがされており、この作業コピーはすでに存在しません。LICENSE
ファイルの名前は COPYING
に変更され、Makefile
にはローカルの変更内容が含まれます。このような作業コピーのステータスを表示するには、以下を入力します。
project]$ svn status
D LICENSE
D TODO
A ChangeLog
A + COPYING
M Makefile
差異の表示
作業コピーとチェックアウトしたコンテンツの差異を表示するには、作業コピーが含まれるディレクトリーに移動して、以下のコマンドを実行します。
svn
diff
[file…]
このコマンドにより、作業コピーにあるすべてのファイルへの変更が表示されます。特定のファイルに対する変更のみを表示するには、コマンドラインでそのファイル名を指定します。
例2.19 作業コピーへの変更の表示
Subversion リポジトリーの作業コピーが含まれるディレクトリーに以下のコンテンツが含まれていると仮定します。
project]$ ls
AUTHORS ChangeLog COPYING CVS doc INSTALL Makefile README src
このディレクトリー内のすべてのファイルはリビジョン管理されており、
Makefile
にはローカルでの変更が含まれます。これらの変更を表示するには以下を入力します。
project]$ svn diff Makefile
Index: Makefile
===================================================================
--- Makefile (revision 1)
+++ Makefile (working copy)
@@ -153,7 +153,7 @@
-rmdir $(man1dir)
clean:
- -rm -f $(MAN1)
+ -rm -f $(MAN1) $(MAN7)
%.1: %.pl
$(POD2MAN) --section=1 --release="Version $(VERSION)" \