C.8. log トレースポイント
このサブシステムのトレースポイントは、ジャーナル (
gfs2_pin
) に追加された、もしくは削除されたブロックと、ログ (gfs2_log_flush
) へのトランザクションのコミット所要時間をトラッキングします。このトレースポイントは、ジャーナリングパフォーマンスに関する問題をデバッグする際に非常に役立ちます。
gfs2_log_blocks
トレースポイントは、ログ内で確保済みブロックを追跡します。これは、たとえばワークロードに対してログが小さすぎるかどうかを確認するのに役立ちます。
gfs2_ail_flush
トレースポイント (Red Hat Enterprise Linux 6.2 以降) は、AIL リストのフラッシュの開始と終了を追跡する gfs2_log_flush
トレースポイントと似ています。AIL リストには、ログを通過済みであるが所定の場所に書き戻されていないバッファーが含まれます。このリストは、ファイルシステムが使用する追加のログ領域を解放するために定期的にフラッシュされます。また、プロセスが sync または fsync を要求した際にもフラッシュされます。