A.5. クォータアカウントを有効にする
上限や警告の値は施行せずにディスクの使用状況を追跡して、ユーザーおよびグループのクォータアカウント情報を維持管理することができます。
quota=account
オプションを指定してファイルシステムをマウントします。
使用方法
mount -o quota=account BlockDevice MountPoint
-o quota=account
- クォータの上限を施行せずユーザーおよびグループの使用状況に関する統計をファイルシステムで維持管理する場合に指定します。
BlockDevice
- GFS2 ファイルシステムが存在するブロックデバイスを入力します。
MountPoint
- GFS2 ファイルシステムのマウント先となるディレクトリーを入力します。
例
以下の例では、
/dev/vg01/lvol0
にある GFS2 ファイルシステムが /mygfs2
ディレクトリーにマウントされ、クォータアカウントが有効になります。
# mount -o quota=account /dev/vg01/lvol0 /mygfs2