A.4. クォータ施行を有効/無効にする
GFS2 ファイルシステムでは、クォータ施行はデフォルトで無効になっています。ファイルシステムのクォータ施行を有効にするには
quota=on
オプションを指定してファイルシステムをマウントします。
使用方法
mount -o quota=on BlockDevice MountPoint
クォータ施行を無効にしてファイルシステムをマウントする場合は
quota=off
オプションを指定してファイルシステムをマウントします。これがデフォルトの設定です。
mount -o quota=off BlockDevice MountPoint
-o quota={on|off}
- ファイルシステムをマウントする際にクォータの施行を有効または無効にします。
BlockDevice
- GFS2 ファイルシステムが存在するブロックデバイスを入力します。
MountPoint
- GFS2 ファイルシステムのマウント先となるディレクトリーを入力します。
例
以下の例では、
/dev/vg01/lvol0
にある GFS2 ファイルシステムを /mygfs2
ディレクトリーにマウントし、クォータ施行を有効にしています。
# mount -o quota=on /dev/vg01/lvol0 /mygfs2