8.8. RSA および DSA キーの生成に関する変更点
Red Hat Enterprise Linux 6 の通常の操作では RSA および DSA キー生成に関するサイズの規制はありません。Red Hat Enterprise Linux 6 を FIPS モードで稼働する場合には制限が適用されます。
Red Hat Enterprise Linux 6.6 以降、 FIPS モードでのキー生成動作は
OPENSSL_ENFORCE_MODULUS_BITS
の環境変数で指定されることになります。
FIPS モードが使用され
OPENSSL_ENFORCE_MODULUS_BITS
環境変数が設定されている場合は生成できる RSA および DSA キーは 2048 ビットまたは 3072 ビットのみになります。
OPENSSL_ENFORCE_MODULUS_BITS
環境変数を設定していない場合はキー生成の動作は Red Hat Enterprise Linux 6 の旧リリースと変わらず、1024 ビット以上の RSA キーおよび 1024 ビット、2048 ビット、3072 ビットの DSA キーを作成することができます。