4.4. Apache HTTP Server
Red Hat Enterprise Linux 6 への移行の際、 注意すべき Apache HTTP Server の違いについて以下に示します。
- mod_file_cache、 mod_mem_cache、 mod_imagemap のモジュールには対応しなくなります。
- Charset=UTF-8 オプションがデフォルトの IndexOptions ディレクティブに追加されています。UTF-8 以外の文字セットによるディレクトリー表示を必要とする場合には (mod_autoindex で生成されるものなど)このオプションを変更する必要があります。
- distcache で配信されるセッションキャッシュは mod_ssl では対応しなくなります。
- プロセス ID (pid) のデフォルトの位置が
/var/run
から/var/run/httpd
に移動しています。 - mod_python パッケージはアップストリームでの開発が中止されたため同梱されなくなります。 Red Hat Enterprise Linux 6 では代替として mod_wsgi を同梱させ、 WSGI インターフェースによる Python スクリプト記述に対応します。