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第10章 Oracle Database を使用した 3scale システムイメージの設定

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注記
  • テンプレートベースで 3scale のインストールを実行する場合には、Oracle Database は OpenShift Container Platform (OCP) 3.11 のみでサポートされます。
  • operator のみで 3scale のインストールを実行する場合には、Oracle Database は OCP のバージョン 4.2 および 4.3 ではサポートされません。
  • サポート対象設定の情報については、Red Hat 3scale API Management Supported Configurations のアーティクルを参照してください。

本セクションでは、Red Hat 3scale API Management の管理者が Oracle Database を使用して 3scale のシステムイメージを設定する方法を説明します。デフォルトでは、3scale 2.8 には設定データを MySQL データベースに保管する system というコンポーネントが含まれています。このデフォルトのデータベースをオーバーライドし、情報を外部の Oracle Database に保管することができます。本章の手順に従って、独自の Oracle Database クライアントバイナリーでカスタムのシステムコンテナーイメージをビルドし、3scale を OpenShift にデプロイします。

前提条件

以下の Oracle ソフトウェアコンポーネントの サポート対象バージョン

  • Oracle Instant Client パッケージ: Basic または Basic Light
  • Oracle Instant Client パッケージ: SDK
  • Oracle Instant Client パッケージ: ODBC

パッケージの例

  • instantclient-basiclite-linux.x64-12.2.0.1.0.zip または instantclient-basic-linux.x64-12.2.0.1.0.zip
  • instantclient-sdk-linux.x64-12.2.0.1.0.zip
  • instantclient-odbc-linux.x64-12.2.0.1.0-2.zip

Oracle Database を使用して 3scale のシステムイメージを設定するには、以下のセクションに概略を示す手順を実施します。

10.1. Oracle Database の準備

本セクションでは、Oracle Database を準備する手順を説明します。

前提条件

  • OpenShift クラスターからアクセスできる Oracle Database の サポート対象バージョン
  • インストール手順に必要な Oracle Database の system ユーザーへのアクセス
  • 3scale 2.8 amp.yml テンプレート

手順

  1. 新しいデータベースを作成します。

    Oracle Database が 3scale と動作するようにするには、以下の設定が必要です。

    ALTER SYSTEM SET max_string_size=extended SCOPE=SPFILE;
    ALTER SYSTEM SET compatible='12.2.0.1' SCOPE=SPFILE;
  2. データベースの詳細を収集します。

    3scale の設定に必要な以下の情報を取得します。

    • Oracle Database の URL
    • Oracle Database の サービス名
    • Oracle Database の システム のパスワード

      DATABASE_URL パラメーターは、oracle-enhanced://${user}:${password}@${host}:${port}/${database} の形式にする必要があります。

DATABASE_URL="oracle-enhanced://user:password@my-oracle-database.com:1521/threescalepdb"

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