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7.3. ページング用のアドレスの設定

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ページングの設定は、以下の例のように特定の address-settings に要素を追加して、アドレスレベルで行われます。

<address-settings>
   <address-setting match="jms.paged.queue">
      <max-size-bytes>104857600</max-size-bytes>
      <page-size-bytes>10485760</page-size-bytes>
      <address-full-policy>PAGE</address-full-policy>
   </address-setting>
</address-settings>

上記の例では、アドレス jms.paged.queue に送信されたメッセージがメモリーの 104857600 バイトを超えると、ブローカーはページングを開始します。

注記

ページングはアドレスごとに個別に行われます。アドレスに max-size-bytes を指定した場合、一致する各アドレスは指定した最大サイズを超えません。一致するアドレスすべての合計サイズが max-size-bytes に制限されるわけではありません。

これは、アドレス設定で利用可能なパラメーターの一覧です。

表7.1 ページング設定要素
要素名説明デフォルト

max-size-bytes

ブローカーがページモードに入る前にアドレスで許可されるメモリーの最大サイズ。

-1 (無効)

このパラメーターが無効になると、ブローカーは global-max-size をページングのメモリー使用制限として使用します。詳細は、「グローバルページングサイズの設定」 を参照してください。

page-size-bytes

ページングシステムで使用される各ページファイルのサイズ。

10MiB (10 \* 1024 \* 1024 バイト)

address-full-policy

有効な値は PAGEDROPBLOCK、および FAIL です。値が PAGE の場合、追加のメッセージはディスクにページングされます。値が DROP の場合、追加のメッセージは通知なしで破棄されます。値が FAIL の場合、メッセージは破棄され、クライアントメッセージプロデューサーが例外を受け取ります。値が BLOCK の場合、追加のメッセージを送信しようとすると、クライアントメッセージプロデューサーがブロックします。

PAGE

page-max-cache-size

ページングナビゲーション中に IO を最適化するために、システムはこの数のページファイルをメモリー内に保持します。

5

page-sync-timeout

定期的なページ同期の間隔 ( ナノ秒単位 )。

非同期 IO ジャーナルを使用している場合 (つまり、journal-typebroker.xml 設定ファイルで ASYNCIO に設定されている場合)、デフォルト値は 3333333 ナノ秒 (3.333333 ミリ秒) です。標準の Java NIO ジャーナルを使用している場合 ( journal-typeNIO に設定されている場合 )、デフォルト値は journal-buffer-timeout パラメーターの設定済みの値です。

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