4.12.2.2. スケジュールされたメッセージ


スケジュールされたメッセージがキューに送信されると、メッセージは通常のメッセージのようにキューの末尾に即座に追加されません。代わりに、ブローカーはスケジュールされたメッセージを中間バッファーに保持し、メッセージの詳細に従ってキューのヘッドへ配信するようにメッセージをスケジュールします。ただし、スケジュールされたメッセージはキューのメッセージ数に反映されます。再配信メッセージの場合のように、この動作により、ブローカーがリングキューのサイズを強制していないことを確認できます。たとえば、以下のシナリオについて考えてみましょう。

  1. 12:00 では、プロデューサーはメッセージ Aring-size="3" で設定されたリングキューに送信します。メッセージは 12:05 に対してスケジュールされます。

    この時点で、messageCount= 1 および scheduledCount= 1 になります。

  2. 12:01 では、プロデューサーはメッセージ B を同じリングキューに送信します。

    現在、messageCount= 2 および scheduledCount= 1

  3. 12:02 では、プロデューサーはメッセージ C を同じリングキューに送信します。

    現在、messageCount= 3 および scheduledCount= 1

  4. 12:03 時、プロデューサーはメッセージ D を同じリングキューに送信します。

    現在、messageCount= 4 および scheduledCount= 1

    キューのメッセージ数は 4 で、設定されたリングサイズから 3 よりも大きい ようになりました。ただし、スケジュールされたメッセージはキューでは技術的ではありません (つまり、ブローカーにあり、キューに配置するようにスケジュールされています)。スケジュールされた配信時間 12:05 にすると、ブローカーはメッセージをキューのヘッドに配置します。ただし、リングキューが設定サイズをすでに到達しているため、スケジュールされたメッセージ A はすぐに削除されます。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.