第4章 プロジェクト
プロジェクトはルールブックの論理的なコレクションです。これは git リポジトリーである必要があり、http プロトコルのみがサポートされます。プロジェクトのルールブックは、Ansible コレクション内の Event-Driven Ansible コンテンツ用に定義されたパス (プロジェクトのルートにある /extensions/eda/rulebooks
) に配置する必要があります。
高可用性の要求を満たすために、Event-Driven Ansible Controller は、集中型の Redis (REmote DIctionary Server) を Ansible Automation Platform UI と共有します。Redis が利用できない場合は、プロジェクトを作成したり同期したりできません。
4.1. 新しいプロジェクトの設定
Event-Driven Ansible Controller で、ルールブックを管理および保存するためのプロジェクトを設定できます。
前提条件
- Ansible Automation Platform ダッシュボードにコンテンツコンシューマーとしてログインしている。
- 必要に応じて認証情報を設定した。詳細は、認証情報のセットアップ セクションを参照してください。
- Automation Controller が使用する、リポジトリーに含まれている Playbook と統合されたルールブックを含む既存のリポジトリーがある。
手順
- Ansible Automation Platform ダッシュボードにログインします。
-
に移動します。 - をクリックします。
以下を入力します。
- Name
- プロジェクト名を入力します。
- Description
- このフィールドは任意です。
- Source control type
- 使用できるソース管理タイプは Git のみです。このフィールドは任意です。
- Source control URL
GitHub や GitLab などのリポジトリーの Git、SSH、または HTTP[S] プロトコルアドレスを入力します。このフィールドは編集できません。
注記このフィールドは、SSH 秘密鍵または秘密鍵フレーズを受け入れます。これらの秘密鍵の使用は、
git@
で開始するプロジェクト URL でなければ有効になりません。- Proxy
- これは、HTTP または HTTPS サーバーにアクセスするために使用されます。このフィールドは任意です。
- Source control branch/tag/commit
- これはチェックアウトするブランチです。ブランチに加えて、タグ、コミットハッシュ、任意の参照を入力できます。一部のコミットハッシュと参照を使用するには、カスタム refspec も指定する必要がある場合があります。このフィールドは任意です。
- Source control refspec
- 取得する refspec (Ansible git モジュールに渡されます)。このパラメーターにより、他の方法では利用できないブランチフィールド経由の参照にアクセスできるようになります。このフィールドは任意です。詳細は、Examples を参照してください。
- Source control credential
- ソース制御 URL を利用するには、この認証情報が必要です。このフィールドは任意です。
- Content signature validation credential
- コンテンツ署名を有効にして、プロジェクトを動悸してもコンテンツの安全性が確保されるようにできます。コンテンツが改ざんされている場合、ジョブは実行されません。このフィールドは任意です。
- オプション
Verify SSL オプションはデフォルトで有効になっています。このオプションが有効になっていると、プロジェクトのインポート時に SSL が HTTPS で検証されます。
注記自己署名付き証明書を使用するローカルリポジトリーがある場合は、このオプションを無効にできます。
- を選択します。
プロジェクトが作成され、Projects ページで管理できるようになります。
新しいプロジェクトを保存すると、プロジェクトの詳細ページが表示されます。そのページまたは Projects リストビューから、プロジェクトを編集または削除できます。