第7章 ルールブックアクティベーション
ルールブックは、イベント駆動型自動化モデルで IT アクションを実行するために Event-Driven Ansible が使用する条件付きルールのセットです。ルールブックは、どのソースでイベントをチェックするか、そのイベントが発生したときに特定の条件が満たされ場合に何を実行するかを、ユーザーが Event-Driven Ansible に指示する手段です。
ルールブックは、ルールがトリガーされたときに実行されるアクションを指定するものです。イベントがルールの条件に一致すると、ルールがトリガーされます。現在、次のアクションがサポートされています。
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run_playbook(ansible-rulebook CLI でのみサポート) -
run_module -
run_job_template -
run_workflow_template -
set_fact -
post_event -
retract_fact -
print_event -
shutdown -
debug -
none
詳細を確認するには、アクション を参照してください。
ルールブックアクティベーションは、特定のルールブックを実行する決定環境によって定義されるバックグラウンドで実行されるプロセスです。ルールブックアクティベーションをセットアップするには、ルールブックアクティベーションの設定 に従ってください。
Red Hat は、1 つの postgres データベースでサポートされていないソースプラグインを使用することを推奨していません。これにより、Ansible Automation Platform を使用する際に潜在的なリスクが生じる可能性があります。
高可用性の要求を満たすために、Event-Driven Ansible Controller は、集中型の Redis (REmote DIctionary Server) を Ansible Automation Platform UI と共有します。Redis が利用できない場合は、次の機能が利用できなくなります。
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is_enabledが True の場合は、アクティベーションの作成 - アクティベーションの削除
- アクティベーションの有効化 (まだ有効化されていない場合)
- アクティベーションの無効化 (まだ無効化されていない場合)
- アクティベーションの再開
7.1. サポートされるイベントソース リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
イベントソースは、ルールブックがイベントをどこから受信できるかを決定するため、Event-Driven Ansible の基本的なコンポーネントです。ルールブックのアクティベーションの有効性は、自動化環境と互換性のあるイベントソースの選択によって決まります。一部のイベントソースは、Web ベースの Event-Driven Ansible コントローラーで使用するように設計されていますが、その他のイベントソースは、ローカルホスト機能に依存しているため、ansible-rulebook コマンドラインインターフェイス (CLI) 専用となっています。この違いを理解することは、ルールブックのアクティベーションを成功させるために非常に重要です。
次のリストには、Web ベースの Event-Driven Ansible コントローラーで使用するために現在サポートされているイベントソースが含まれています。ルールブックのアクティベーションに対して、どのイベントソースが望ましい結果をもたらすかを決定できます。
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alertmanager -
aws_cloudtrail -
aws_sqs_queue -
azure_service_bus -
kafka -
pg_listener -
webhook