1.4. Ceph ログについて
1.4.1. コンテナー化されていないデプロイメント
デフォルトでは、Ceph はログを /var/log/ceph/
ディレクトリーに保存します。
CLUSTER_NAME.log
は、グローバルイベントを含むメインストレージクラスターのログファイルです。デフォルトでは、ログファイル名は ceph.log
です。Ceph Monitor ノードのみにメインストレージクラスターのログが含まれます。
Ceph OSD および Monitor の各ログファイルには、CLUSTER_NAME-osd.NUMBER.log
と CLUSTER_NAME-mon.HOSTNAME.log
という名前の独自のログファイルがあります。
Ceph サブシステムのデバッグレベルを上げると、Ceph はそれらのサブシステムにも新しいログファイルを生成します。
1.4.2. コンテナーベースのデプロイメント
コンテナーベースのデプロイメントの場合、デフォルトでは、Ceph は journald
にログを記録し、journactl
コマンドを使用してアクセスできます。ただし、設定で /var/log/ceph
のファイルにログを記録するように Ceph を設定できます。
Ceph Monitor、Ceph Manager、Ceph Object Gateway、およびその他のデーモンのロギングを有効にするには、[global] 設定の下で
log_to_file
をtrue
に設定します。例
[ceph: root@host01 ~]# ceph config set global log_to_file true
Ceph Monitor クラスターおよび監査ログのロギングを有効にするには、
mon_cluster_log_to_file
をtrue
に設定します。例
[ceph: root@host01 ~]# ceph config set mon mon_cluster_log_to_file true
ファイルにログを記録する場合は、journald
のロギングを無効にすることを推奨します。無効にしない場合はすべてが 2 回ログに記録されることになります。以下のコマンドを実行して journald
へのロギングを無効にします。
# ceph config set global log_to_journald false # ceph config set global mon_cluster_log_to_journald false
関連情報
- ログの詳細は、Red Hat Ceph Storage トラブルシューティングガイドの ログの設定 を参照してください。
- Red Hat Ceph Storage トラブルシューティングガイドの Red Hat Ceph ログにおける一般的な Ceph Monitor エラーメッセージ を参照してください
- Red Hat Ceph Storage トラブルシューティングガイドCeph ログにおける一般的な Ceph OSD エラーメッセージ を参照してください。