12.4. Crimson 設定オプション
Seastar 固有のコマンドラインオプションは crimson-osd --help-seastar
コマンドを実行します。Crimson の設定に使用できるオプションは次のとおりです。
--crimson
, 説明-
ceph-osd
の代わりにcrimson-osd
を起動します。 --nodaemon
, 説明- サービスをデーモン化しません。
--redirect-output
, 説明-
stdout
およびstderr
をout/$type.$num.stdout
にリダイレクトします。 --osd-args
, 説明-
crimson-osd
またはceph-osd
に追加のコマンドラインオプションを渡します。このオプションは、Seastar オプションをcrimson-osd
に渡す場合に便利です。たとえば、--osd-args "--memory 2G"
を指定して、使用するメモリーの量を設定できます。 --cyanstore
, 説明- オブジェクトストアバックエンドとして CyanStore を使用します。
--bluestore
, 説明-
エイリアン化された BlueStore をオブジェクトストアバックエンドとして使用します。
--bluestore
は、デフォルトのメモリーストアです。 --memstore
, 説明- エイリアン化された MemStore をオブジェクトストアバックエンドとして使用します。
--seastore
, 説明- バックエンドオブジェクトストアとして SeaStore を使用します。
--seastore-devs
, 説明- SeaStore によって使用されるブロックデバイスを指定します。
--seastore-secondary-devs
, 説明- 任意です。SeaStore は複数のデバイスをサポートしています。このオプションにブロックデバイスを渡すことで、この機能を有効にします。
--seastore-secondary-devs-type
, 説明-
任意です。セカンダリーデバイスのタイプを指定します。
--seastore-devs
に渡されたセカンダリーデバイスがメインデバイスよりも遅い場合は、より高速なデバイスのコールドデータは時間の経過とともにより遅いデバイスに追い出されます。有効なタイプには、HDD
、SSD
、(default)
、ZNS
、およびRANDOM_BLOCK_SSD
があります。セカンダリーデバイスはメインデバイスよりも高速であってはいけないことに注意してください。