第13章 PMML モデルの実行


Business Central を使用して Red Hat Decision Manager に PMML ファイルをインポートする (Menu Design Projects Import Asset) か、Business Central を使用しないでプロジェクトのナレッジ JAR (KJAR) ファイルの一部として DMN ファイルをパッケージ化できます。Red Hat Decision Manager プロジェクトに PMML ファイルを実装した後に、Java アプリケーションに直接 PMML 呼び出しを埋め込むことで、または設定された KIE Server に ApplyPmmlModelCommand コマンドを送信することで、PMML ベースのデシジョンサービスを実行できます。

プロジェクトのパッケージングおよびデプロイメントの方法を使用する PMML アセットなどの詳細は Red Hat Decision Manager プロジェクトのパッケージ化およびデプロイ を参照してください

注記

Business Central の Decision Model and Notation (DMN) サービスの一部として、PMML モデルを追加することもできます。DMN ファイルに PMML モデルを追加すると、その PMML モデルを DMN デシジョンノードまたはビジネスナレッジモデルノードのボックス関数式として呼び出すことができます。DMN サービスへの PMML モデルの追加に関する詳細は、DMN モデルを使用したデシジョンサービスの作成 を参照してください。

13.1. PMML 信頼呼び出しの Java アプリケーションへの直接組み込み

KIE コンテナーは、呼び出しプログラムにナレッジアセットを直接組み込む場合や、KJAR 用 Maven 依存関係を使用して物理的にプルする場合は、ローカルとみなされます。コードのバージョンと、PMML 定義のバージョンとの間に密接な関係がある場合は、ナレッジアセットをプロジェクトに直接組み込みます。意思決定への変更は、アプリケーションを更新して再デプロイしないと有効になりません。このアプローチに対する利点は、適切なオペレーションがランタイムへの外部の依存関係に依存していないことですが、ロックされた環境の場合は制限になる可能性があります。

前提条件

手順

  1. クライアントアプリケーションで、Java プロジェクトの関連クラスパスに以下の依存関係を追加します。

    <!-- Required for the PMML compiler -->
    <dependency>
      <groupId>org.drools</groupId>
      <artifactId>kie-pmml-dependencies</artifactId>
      <version>${rhdm.version}</version>
    </dependency>
    
    <!-- Required for the KIE public API -->
    <dependency>
      <groupId>org.kie</groupId>
      <artifactId>kie-api</artifactId>
      <version>${rhdm.version}</version>
    </dependencies>
    
    <!-- Required if not using classpath KIE container -->
    <dependency>
      <groupId>org.kie</groupId>
      <artifactId>kie-ci</artifactId>
      <version>${rhdm.version}</version>
    </dependency>
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    <version> は、プロジェクトで現在使用する Red Hat Decision Manager の Maven アーティファクトバージョンです (例: 7.52.0.Final-redhat-00007)。

    注記

    個別の依存関係に対して Red Hat Decision Manager <version> を指定するのではなく、Red Hat Business Automation 部品表 (BOM) の依存関係をプロジェクトの pom.xml ファイルに追加することを検討してください。Red Hat Business Automation BOM は、Red Hat Decision Manager と Red Hat Process Automation Manager の両方に適用されます。BOM ファイルを追加すると、提供される Maven リポジトリーから、推移的依存関係の適切なバージョンがプロジェクトに含められます。

    BOM 依存関係の例:

    <dependency>
      <groupId>com.redhat.ba</groupId>
      <artifactId>ba-platform-bom</artifactId>
      <version>7.11.0.redhat-00005</version>
      <scope>import</scope>
      <type>pom</type>
    </dependency>
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    Red Hat Business Automation BOM (Bill of Materials) についての詳細情報は、What is the mapping between RHDM product and maven library version? を参照してください。

  2. classpath または ReleaseId から KIE コンテナーを作成します。

    KieServices kieServices = KieServices.Factory.get();
    
    ReleaseId releaseId = kieServices.newReleaseId( "org.acme", "my-kjar", "1.0.0" );
    KieContainer kieContainer = kieServices.newKieContainer( releaseId );
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    または、以下のオプションを使用します。

    KieServices kieServices = KieServices.Factory.get();
    
    KieContainer kieContainer = kieServices.getKieClasspathContainer();
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  3. モデルの実行に使用する PMMLRuntime のインスタンスを作成します。

    PMMLRuntime pmmlRuntime = KieRuntimeFactory.of(kieContainer.getKieBase()).get(PMMLRuntime.class);
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  4. PMMLRequestData クラスのインスタンスを作成し、PMML モデルをデータセットに適用します。

    PMMLRequestData pmmlRequestData = new PMMLRequestData({correlation_id}, {model_name});
    pmmlRequestData.addRequestParam({parameter_name}, {parameter_value})
    ...
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  5. 入力データが含まれる PMMLContext クラスのインスタンスを作成します。

    PMMLContext pmmlContext = new PMMLContextImpl(pmmlRequestData);
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  6. 作成した必須の PMML クラスインスタンスを使用して PMML の実行時に PMML4Result を取得します。

    PMML4Result pmml4Result = pmmlRuntime.evaluate({model_name}, pmmlContext);
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