第1章 ディレクトリーサーバーアクティビティーのモニタリング


Red Hat Directory Server は、パフォーマンスカウンターとログを使用してパフォーマンスデータを追跡および記録します。

  • パフォーマンスカウンターは、ディレクトリーサーバーのパフォーマンスの測定値を提供します。パフォーマンスカウンターは、サーバーのディレクトリーサーバー、設定されたデータベース、データベースリンク (データベースのチェーン) の操作および情報に集中します。
  • ログファイルには、サーバーアクティビティー中に発生したイベントが記録されます。パフォーマンスを監視するには、次のログを使用できます。

現在のディレクトリーサーバーアクティビティーに関する情報は、Web コンソールまたはコマンドラインを使用して入手できます。すべてのデータベースのキャッシュアクティビティーをモニターすることもできます。

注記

アクセスログはバッファリングされ、負荷の高いサーバーでも完全なアクセスロギングが可能になります。ただし、サーバーでイベントが発生した時刻と、イベントがログに記録された時刻には不一致があります。

1.1. コマンドラインを使用したディレクトリーサーバーのモニタリング

dsconf コマンドを使用すると、ディスクの使用状況、ディレクトリーに格納されているサーバー統計情報のクエリー、およびその他のメトリックをモニターして、パフォーマンスを追跡できます。

前提条件

  • dconf ユーティリティーを使用するには、サーバーが実行中であることを確認する。

手順

  • コマンドラインを使用してサーバーのパフォーマンスを監視するには、次を実行します。

    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    # dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com monitor server

    ここでは、以下のようになります。

    • -D は、LDAP ディレクトリーに接続するための bindDN 引数です。
    • cn=Directory Manager は、LDAP 認証の bindDN 値です。
    • ldap は、指定された Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) URL を使用してサーバー統計情報を収集します。
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