9.3. RHEL 9.8 から RHEL 10.2 へのアップグレードに関する既知の問題
RHEL 9.8 から RHEL 10.2 にアップグレードする際に、さまざまな既知の問題が発生する可能性があります。
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RHEL 9 システムで、Red Hat によって提供されているが RHEL 10 では利用できないデバイスドライバーが使用されている場合、
Leappによってアップグレードが拒否されます。ただし、RHEL 9 システムが、Leappの/etc/leapp/files/device_driver_deprecation_data.jsonファイルにデータがないサードパーティー製のデバイスドライバーを使用している場合、Leappはそのようなドライバーを検出せず、アップグレードを続行します。その結果、アップグレード後にシステムが起動しなくなる可能性があります。 システムにインストールされている、Red Hat の署名がないサードパーティーパッケージの名前が、Red Hat が提供するパッケージの名前と同じ場合、インプレースアップグレードは失敗します。この問題を回避するには、アップグレードする前に、次の選択肢から 1 つを選んで実行します。
- サードパーティーパッケージを削除する
- サードパーティーパッケージを Red Hat が提供するパッケージに置き換える
- インプレースアップグレードは、ソフトウェア Redundant Array of Independent Disks (RAID) を備えたシステムでは失敗する可能性があります。(BZ#1957192)
/etc/fstabファイルで定義されているマウントされたファイルシステムのいずれかにshared伝播フラグが設定されていない場合、アップグレードが失敗する可能性があります。この問題を回避するには、これらのファイルシステムを再マウントして shared として設定します。# mount -o remount --make-shared <mountpoint>mountpoint は、各ファイルシステムのマウントポイントに置き換えます。
詳細は、Red Hat ナレッジベースソリューション Leapp "Can not load RPM file" during the DNF transaction check を参照してください。(RHEL-23449)
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HTTP プロキシーを使用する場合は、そのプロキシーを使用するように Red Hat Subscription Manager (RHSM) を設定するか、
--proxy <hostname>オプションを指定してsubscription-managerコマンドを実行する必要があります。そうでない場合は、subscription-managerコマンドの実行に失敗します。設定変更の代わりに--proxyオプションを使用する場合は、Leappがプロキシーを検出できないため、アップグレードプロセスが失敗します。この問題の発生を防ぐには、rhsm.confファイルを手動で編集します。詳細は、Red Hat ナレッジベースソリューション How to configure HTTP Proxy for Red Hat Subscription Management を参照してください。(BZ#1689294) -
RHEL 9 コンテンツにアクセスするためにプロキシーを必要とするシステムの場合、通常、
/etc/dnf/dnf.conf設定ファイルで DNF によるプロキシーの使用を設定する必要があります。現在の DNF 設定がターゲットシステムの DNF バージョンと互換性がない場合は、/etc/leapp/files/dnf.conf設定ファイルで有効なターゲット設定を指定します。詳細は、Red Hat ナレッジベースソリューション How does Leapp work with a proxy? を参照してください。 -
Red Hat Update Infrastructure (RHUI) 環境で ISO イメージを使用してアップグレードしようとすると、アップグレードが失敗する可能性があります。この問題を回避するには、アップグレード時に
--isoオプションを使用しないようにするか、Red Hat ナレッジベースソリューション Offline Leapp upgrade using ISO fails with "Failed to synchronize cache for repo 'rhul-microsoft-azure-rhel8', ignoring this repo を参照してください。(RHEL-3296) -
Red Hat Update Infrastructure (RHUI) を使用してアップグレードする場合、
/usr/share/leapp-repository/repositories/system_upgrade/common/files/rhui/ディレクトリー内のファイルが、アップグレード前のレポートで誤ってカスタムファイルとして報告されます。これらのファイルを手動で変更しない限り、レポート内のこれらのファイルに関する警告は無視でき、インプレースアップグレードには影響しません。(RHEL-40115) -
Red Hat Upgrade Infrastructure (RHUI) を使用してシステムをアップグレードする際に、そのシステムの RHUI 設定が、
Leappユーティリティーが想定しているインプレースアップグレードソリューションの RHUI システム内に実装されているデフォルト設定と異なる場合、アップグレードが失敗する可能性があります。この問題を解決するには、RHUI 設定に合わせてアップグレードプロセスを設定します。詳細は、Using RHUI to configure an in-place upgrade を参照してください。 - 複数の LUKS デバイスを搭載したシステムでは、アップグレードが失敗する可能性があります。この問題の詳細および想定される回避策については、leapp upgrade fails when LUKS devices are present even though TPM2 is used to decrypt them を参照してください。(RHEL-145136)
Identity Management パッケージがインストールされているシステムでは、アップグレードが失敗する可能性があります。この問題を回避するには、以下の手順を実行します。
/etc/leapp/transaction/to_removeファイルに以下のパッケージを追加します。-
tomcat-servlet-4.0-api -
tomcat-el-3.0-api -
tomcat-jsp-2.3-api -
tomcat-lib -
tomcat -
tomcat-admin-webapps -
tomcat-docs-webapp -
tomcat-webapps
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/etc/leapp/transaction/to_installファイルに以下のパッケージを追加します。-
tomcat9 -
tomcat9-el-3.0-api -
tomcat9-jsp-2.3-api -
tomcat9-lib -
tomcat9-servlet-4.0-api
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