6.6. Ext4 ファイルシステムのその他のユーティリティー


Red Hat Enterprise Linux 6 には、他にも ext4 ファイルシステム管理ユーティリティーがあります。
e2fsck
ext4 ファイルシステムの修復時に使用します。ext4 でディスク構造が変更されたため、ext3 ファイルシステムよりも効率的なチェックと修復が行えるようになりました。
e2label
ext4 ファイルシステムのラベル変更を行います。このツールは ext2 および ext3 のファイルシステムでも動作します。
quota
ext4 ファイルシステムで、ユーザーおよびグループごとのディスク領域 (ブロック) やファイル (inode) の使用量を制御し、それを報告します。quota の使用に関する詳細は、man quota および 「ディスククォータの設定」 を参照してください。
「Ext4 ファイルシステムのマウント」 で説明している通り、tune2fs ユーティリティーでは ext2、ext3、および ext4 の各ファイルシステムの設定可能なファイルシステムパラメーターを調整することもできます。また、ext4 ファイルシステムのデバッグや分析を行う際には次のツールが役に立ちます。
debugfs
ext2、ext3、ext4 の各ファイルシステムのデバッグを行います。
e2image
ext2、ext3、または ext4 の重要なファイルシステムメタデータをファイルに保存します。
これらのユーティリティーの詳細は、それぞれの man ページを参照してください。
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