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9.8.3. ファイル権限

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NFS ファイルシステムがリモートホストにより読み取り/書き込みをマウントすると、各共有ファイルに対する唯一の保護がパーミッションになります。同じユーザー ID 値を共有している 2 つのユーザーが同じ NFS ファイルシステムをマウントすると、それらのユーザーはファイルを相互に変更することができます。また、クライアントシステムで root としてログインした場合は、su - コマンドを使用して、NFS 共有が設定されたファイルにアクセスできます。
デフォルトでは、アクセス制御リスト (ACL) は、Red Hat Enterprise Linux では NFS が対応しています。Red Hat は、この機能を有効な状態にしておくことを推奨しています。
デフォルトでは、NFS がファイルシステムをエクスポートする際に、root squashing を使用します。これにより、NFS 共有にアクセスするユーザーのユーザー ID が、ローカルマシンの root ユーザーとして nobody に設定されます。root squashing は、デフォルトのオプション root_squash で制御されます。このオプションの詳細は、/etc/exports 設定ファイル」 を参照してください。できる限りこの root squash 機能は無効にしないでください。
NFS 共有を読み取り専用としてエクスポートする場合は、all_squash オプションの使用を検討してください。このオプションでは、エクスポートしたファイルシステムにアクセスするすべてのユーザーが、nfsnobody ユーザーのユーザー ID を取得します。
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