17.5. RAID セットの設定


一般的には、ほとんどの RAID セットがその作成時にファームウェアメニューやインストーラーを使って設定されます。システムのインストール後、できればマシンを再起動したりファームウェアメニューに入らずに RAID セットの作成や変更を行う必要が生じることがあります。
RAID セットを簡単に設定したり、ディスクの追加後でも新たなセットを定義したりすることができるハードウェア RAID コントローラーがあります。これらのコントローラーには標準の API がないためドライバー固有のユーティリティーを使用する必要があります。詳細は、ハードウェア RAID コントローラーのドライバーのドキュメントを参照してください。

mdadm

Linux では mdadm コマンドラインツールを使用してソフトウェア RAID の管理を行います (mdraid)。mdadm モードおよびオプションの詳細は、man mdadm を参照してくださいman にはソフトウェア RAID アレイの作成、監視、組み立てなど一般的な作業についても役に立つ事例が記載されています。

dmraid

その名の通り dmraid はデバイスマッパー RAID セットの管理に使用されます。dmraid ツールは各種の形式に対応している複数のメタデータ形式のハンドラーを使用して ATARAID デバイスの検索を行います。対応している形式の一覧を表示させるには、dmraid -l を実行します。
「Linux RAID サブシステム」 で説明している通り、RAID セットを作成した後で、dmraid ツールによる設定を行うことはできません。dmraid の使用に関する詳細は、man dmraid を参照してください
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.