4.12. ストレージ
DIF/DIX (Data Integrity Field/Data Integrity Extension) のサポート
DIF/DIX は、ハードウェアベンダーが認定している設定でサポートされ、RHEL では特定のホストバスアダプター (HBA) およびストレージアレイ設定に完全に対応しています。
DIF/DIX は、以下の設定ではサポートされません。
- ブートデバイス上での使用はサポートされない。
- 仮想化ゲストではサポートされない。
- DIF/DIX が有効な場合に Automatic Storage Management ライブラリー (ASMLib) を使用することは、Red Hat はサポートしていない。
DIF/DIX は、ストレージデバイスで有効または無効になります。これは、そのアプリケーションまでのさまざまな層 (そのアプリケーションも含む) に関与します。ストレージデバイスで DIF をアクティベートする方法は、デバイスによって異なります。
DIF/DIX 機能の詳細は DIF/DIX (別名 PI) はどのような機能ですか ? Red Hat のサポート対象ですか ? を参照してください。
(BZ#1649493)
新しい scan_lvs
設定
新しい lvm.conf
設定ファイルの設定 scan_lvs
が追加され、デフォルトで 0 に設定されています。新しいデフォルト動作では、LVM が、論理ボリュームに存在する可能性のある物理ボリュームを検索しないようにします。つまり、より多くの物理ボリュームについて、アクティブな論理ボリュームをスキャンしません。デフォルト設定では、LVM が論理ボリュームに物理ボリュームを作成しないようにします。
論理ボリュームに物理ボリュームを重ねるのは、仮想マシンイメージを論理ボリュームに配置する方法で行うことができます。この場合、ホストが物理ボリュームにアクセスするのは安全ではありません。この安全ではないアクセスを回避することが、新しいデフォルト動作の主な理由です。また、アクティブな論理ボリュームが多数ある環境では、LVM が行うデバイススキャンの量が大幅に減ります。
この設定を 1 に設定すると、以前の動作を復元できます。