4.14. 仮想化


virt-v2v が SUSE Linux VM を変換できるようになりました。

virt-v2v ユーティリティーを使用して、KVM 以外のハイパーバイザーから、SUSE Linux Enterprise Server (SLES) および SUSE Linux Enterprise Desktop (SLED) ゲストオペレーティングシステム (OS) を使用する仮想マシン (VM) を KVM に変換できるようになりました。

この変換は、SLES または SLED ゲスト OS バージョン 11 Service Pack 4 以降でのみサポートされます。さらに、X グラフィックスを使用する SLES 11 および SLED 11 VM は、グラフィックスが適切に機能するように変換後に再調整する必要があります。これを行うには、移行完了後にゲスト OS で sax2 ディストリビューションツールを使用します。

(BZ#1463620)

virt-v2v での vmx 設定ファイルを使用した VMware ゲストの変換が可能に

virt-v2v ユーティリティーには、vmx 入力モードが含まれるようになりました。これにより、ゲスト仮想マシンを VMware vmx 設定ファイルから変換できるようになりました。これを行うには、たとえば NFS を使用してストレージをマウントすることにより、対応する VMware ストレージにもアクセスする必要があることに注意してください。-it ssh パラメーターを追加すると、SSH を使用してストレージにアクセスすることもできます。

(BZ#1441197)

virt-v2v は VMWare ゲストをより高速かつ確実に変換します

virt-v2v ユーティリティーは、VMWare Virtual Disk Development Kit (VDDK)を使用して VMWare ゲスト仮想マシンを KVM ゲストに変換できるようになりました。これにより、virt-v2v が VMWare ESXi ハイパーバイザーに直接接続できるようになり、変換の速度と信頼性が向上します。

この変換インポート方法には、外部の nbdkit ユーティリティーとその VDDK プラグインが必要であることに注意してください。

(BZ#1477912)

virt-v2v が RHV の UEFI ゲストを変換できる

virt-v2v ユーティリティーを使用して、UEFI ファームウェアを使用する仮想マシンを Red Hat Virtualization (RHV)で実行するように変換できるようになりました。

(BZ#1509931)

virt-v2v が VMware ツールをより確実に削除

今回の更新で、virt-v2v ユーティリティーが、virt-v2v が KVM に変換している VMware 仮想マシンから VMware Tools ソフトウェアを自動的に削除しようとする可能性が高くなります。特に、virt-v2v は以下のシナリオで VMWare ツールの削除を試みるようになりました。

  • Windows 仮想マシンを変換する場合。
  • VMMware Tools が tarball から Linux 仮想マシンにインストールされている場合。
  • WMware Tools が open-vm-tools としてインストールされる場合

(BZ#1481930)

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