第1章 概要


  • カーネル用のライブパッチである kpatch が利用できるようになり、システムを再起動しなくても、重大かつ重要な CVE の修正を利用できるようになります。詳細は、「カーネル」 を参照してください。
  • ファイルシステムの整合性を検証するための IMA/EVM 機能が、すべてのアーキテクチャーでサポートされるようになりました。詳細は、「カーネル」 を参照してください。
  • Image Builder が完全にサポートされるようになりました。クラウドイメージは、Amazon Web Services、VMware vSphere、および OpenStack 用にビルドできます。詳細は、「インストールおよび起動」 を参照してください。
  • Python 3.6 が RHEL 7 で利用可能になりました。詳細は、「コンパイラーおよびツール」 を参照してください。
  • tangd_port_t SELinux タイプを使用すると、Network-Bound Disc Encryption (NBDE)サーバーをデプロイする際に Tang のデフォルトポートを変更できます。セキュリティー強化の詳細は、「セキュリティー」 を参照してください。

関連情報

  • RHEL 7 の パッケージリストパッケージマニフェスト を参照してください。
  • すべての RHEL サブスクリプションで、既知の技術問題の特定、検証、および解決をプロアクティブに行う Red Hat Insights サービスが利用できるようになりました。Red Hat Insights クライアントをインストールし、システムをサービスに登録する方法は、Red Hat Insights を使い始める ページを参照してください。

インプレースアップグレード

インプレースアップグレードは、既存のオペレーティングシステムを置き換えて、システムを、次のメジャーリリースの Red Hat Enterprise Linux にアップグレードする方法を提供するものです。現在サポートされているアップグレードパスのリストは Red Hat Enterprise Linux のサポート対象のインプレースアップグレードパス を参照してください。

RHEL 6 から RHEL 7 へのインプレースアップグレード

RHEL 6 から RHEL 7 へのインプレースアップグレードの手順、および Preupgrade AssistantRed Hat Upgrade Tool の使用法は、RHEL 6 から RHEL 7 へのアップグレードガイド に記載されています。2 つのメジャーリリースの大きな相違点については、移行計画ガイド に記載されています。Preupgrade Assistant および Red Hat Upgrade Tool は、RHEL 6 の Extras リポジトリー で利用できます。

CentOS Linux 6 または Oracle Linux 6 を使用している場合は、RHEL 7 にアップグレードする前に、convert2rhel ユーティリティーを使用してオペレーティングシステムを RHEL 6 に変換できます。手順は、CentOS または Oracle Linux から RHEL に変換する方法 を参照してください。

RHEL 7 から RHEL 8 へのインプレースアップグレード

Leapp ユーティリティーを使用して RHEL 7 から RHEL 8 へのインプレースアップグレードを行う方法は、RHEL 7 から RHEL 8 へのアップグレード を参照してください。RHEL 7 と RHEL 8 の主な相違点は、RHEL 8 の導入における検討事項 を参照してください。Leapp ユーティリティーは、RHEL 7 の Extras リポジトリー で利用できます。

CentOS Linux 7 または Oracle Linux 7 を使用している場合は、RHEL 8 にアップグレードする前に、convert2rhel ユーティリティーを使用してオペレーティングシステムを RHEL 7 に変換できます。手順は、CentOS または Oracle Linux から RHEL に変換する方法 を参照してください。

製品のライフサイクル

Red Hat Enterprise Linux 7 の製品ライフサイクルフェーズは、現在、メンテナンスサポート 1 です。今後のマイナーリリースでは、新機能を追加せず、安定性と信頼性の維持と改善に重点を置いています。詳細は、Red Hat Enterprise Linux のライフサイクル のドキュメントを参照してください。

Red Hat Customer Portal Labs

Red Hat Customer Portal Labs は、カスタマーポータルにあるツールセットです。Red Hat Customer Portal Labs のアプリケーションは、パフォーマンスの向上、問題の迅速なトラブルシューティング、セキュリティー問題の特定、複雑なアプリケーションの迅速なデプロイメントおよび設定に役立ちます。最も一般的なアプリケーションには、以下のものがあります。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.