8.6. ネットワーク
xdp-tools がバージョン 1.2.10 にリベースされました。
xdp-tools
パッケージがアップストリームバージョン 1.2.10 にアップグレードし、以前のバージョンにバグ修正が数多く追加されました。
HashSize
と HashLimit
が手動で設定されていない場合でも、conntrackd
が適切に機能します。
以前は、conntrackd
サービスは HashSize
および HashLimit
設定変数のデフォルト値を設定していませんでした。したがって、これらの値を指定しないと、conntrackd
が不安定になったり、機能が完全に停止したりすることがありました。この問題は、conntrackd
が設定ファイルを解析する前に、設定リーダーが HashSize
と HashLimit
のデフォルト値を設定するようにすることで修正されました。その結果、値を指定しなくても conntrackd
は正しく機能するようになりました。
nm-cloud-setup
サービスが、インターフェイスから手動で設定されたセカンダリー IP アドレスとルートを削除しなくなりました
クラウド環境から受け取った情報に基づいて、nm-cloud-setup
サービスがネットワークインターフェイスを設定します。以前は、サービスによってルートとセカンダリー IP アドレスが削除されるのを避けるために、管理者が nm-cloud-setup
を無効にしてインターフェイス上のルートとセカンダリー IP アドレスを手動で設定する必要がありました。この更新により、外部から追加されたアドレスとルートを保持するためのフラグが Reapply()
関数に追加されました。その結果、管理者は前述のシナリオで nm-cloud-setup
サービスを無効にする必要がなくなりました。