8.2. ソフトウェア管理
fapolicyd
サービスの再起動を伴うトランザクション中に RPM がハングしなくなりました
以前は、fapolicyd
サービスの再起動を引き起こすパッケージ (systemd
など) を更新しようとすると、fapolicyd
プラグインが fapolicyd
デーモンとの通信に失敗したため、RPM トランザクションが応答を停止していました。
この更新により、fapolicyd
プラグインは fapolicyd
デーモンと正しく通信できるようになりました。その結果、fapolicyd
サービスの再起動を伴うトランザクション中に RPM がハングしなくなりました。
アップグレードによってアーキテクチャーが変更されるパッケージに対してセキュリティー YUM アップグレードが可能になりました。
RHBA-2022:7711 とともに導入された BZ#2088149 のパッチにより、セキュリティーフィルターを使用した YUM アップグレードで、アップグレードを通じてアーキテクチャーが noarch から、または noarch
に変更されたパッケージがスキップされるというリグレッションが発生しました。したがって、これらのパッケージのセキュリティーアップグレードが不足していると、システムが脆弱な状態になる可能性があります。
今回の更新により、この問題は修正され、セキュリティー YUM アップグレードで、アーキテクチャーを noarch から変更するパッケージ、または noarch
に変更するパッケージがスキップされなくなりました。
Bugzilla:2124483
パッケージグループまたは環境に対して YUM アップグレードトランザクションを元に戻せるようになりました。
以前は、パッケージグループまたは環境のアップグレードトランザクションを元に戻そうとすると、yum history rollback
コマンドが失敗していました。
今回の更新により、この問題は修正され、パッケージグループまたは環境の YUM アップグレードトランザクションを元に戻せるようになりました。