8.13. Web コンソール
Web コンソールの NBDE バインディング手順が、ルートファイルシステムを持つボリュームグループで機能するようになる
RHEL 8.8.0 では、ユーザーがルートファイルシステムに Tang キーを追加したかどうかを判断するコードのバグが原因で、LUKS コンテナー上にファイルシステムがまったくない場合に、Web コンソールのバインディングプロセスがクラッシュしていました。Verify key
ダイアログの Trust key
ボタンをクリックした後、Web コンソールにエラーメッセージ TypeError: Qe(…) is undefined
が表示されたため、説明されているシナリオのコマンドラインインターフェイスで必要な手順をすべて実行する必要がありました。
RHBA-2023:3829 アドバイザリーのリリースにより、Web コンソールはルートファイルシステムへの Tang キーの追加を正しく処理できるようになりました。その結果、Web コンソールは、さまざまなシナリオで Network-Bound Disk Encryption (NBDE) を使用した LUKS 暗号化ボリュームの自動ロック解除に必要なバインド手順をすべて完了します。