28.2. プライマリー IdM DNS ゾーンの設定属性
Identity Management (IdM) は、更新期間、転送設定、キャッシュ設定など、特定のデフォルト設定を指定して新しいゾーンを作成します。IdM DNS ゾーン属性 には、デフォルトのゾーン設定属性があります。これは、以下のオプションのいずれかを使用して変更できます。
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コマンドライン (CLI) の
dnszone-modコマンド。詳細は IdM CLI でのプライマリー DNS ゾーンの設定の編集 を参照してください。 - IdM Web UI。詳細は IdM Web UI でのプライマリー DNS ゾーンの設定の編集 を参照してください。
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ipadnszoneモジュールを使用する Ansible Playbook詳細は、Ansible Playbook を使用した IdM DNS ゾーンの管理 を参照してください。
ここではゾーンの実際の情報を設定するほか、DNS サーバーが start of authority (SOA) レコードエントリーを処理する方法と、DNS ネームサーバーからの記録を更新する方法を定義します。
| 属性 | ansible-freeipa 変数 | 説明 |
|---|---|---|
| 権威ネームサーバー |
| プライマリー DNS ネームサーバーのドメイン名 (別称: SOA MNAME) を設定します。
デフォルトでは、各 IdM サーバーは SOA MNAME フィールドで自己アドバタイズします。そのため、 |
| 管理者の電子メールアドレス |
| ゾーン管理者が使用する電子メールアドレスを設定します。デフォルトでは、ホストの root アカウントになります。 |
| SOA serial |
| SOA レコードにシリアル番号を設定します。IdM ではバージョン番号が自動的に設定され、この番号のユーザーによる変更は想定されていません。 |
| SOA refresh |
| セカンダリー DNS サーバーがプライマリー DNS サーバーから更新を要求するまでの待機時間を秒単位で設定します。 |
| SOA retry |
| 失敗した更新操作を再試行するまでに待機する時間を秒単位で設定します。 |
| SOA expire |
| セカンダリー DNS サーバーが操作の試行を終了するまでに、更新操作を実行する時間を秒単位で設定します。 |
| SOA minimum |
| RFC 2308 に準拠し、ネガティブキャッシュの TTL (TTL) 値を秒単位で設定します。 |
| SOA time to live |
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ゾーン apex のレコードの TTL を秒単位で設定します。たとえば、 |
| デフォルトの TTL |
|
これまでに個別の Time To Live (TTL) 値が設定されたことのないゾーンで、すべての値のネガティブキャッシュのデフォルト TTL を秒単位で設定します。変更を有効にするには、すべての IdM DNS サーバー上の |
| BIND 更新ポリシー |
| DNS ゾーンでクライアントに許可されるパーミッションを設定します。 |
| Dynamic update |
| クライアントの DNS レコードへの動的更新を有効にします。 false に設定すると、IdM クライアントマシンは IP アドレスを追加または更新できなくなる点に注意してください。 |
| Allow transfer |
| 指定のゾーンを転送できる IP アドレスまたはネットワーク名のセミコロン区切りのリストを指定します。
デフォルトでは、ゾーン転送は無効です。 |
| Allow query |
| DNS クエリーを発行できる IP アドレスまたはネットワーク名のセミコロン区切りのリストを指定します。 |
| Allow PTR sync |
| ゾーンの A または AAAA レコード (正引きレコード) が自動的に PTR (逆引き) レコードと同期されるかどうかを設定します。 |
| Zone forwarder |
| DNS ゾーン向けに特別に設定されたフォワーダーを指定します。これは、IdM ドメインで使用されるグローバルフォワーダーとは別のものです。 複数のフォワーダーを指定する場愛には、オプションを複数回使用します。 |
| 転送ポリシー |
| 転送ポリシーを指定します。サポート対象のポリシーに関する情報は、IdM での DNS 転送ポリシー を参照してください。 |