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3.2. Ansible Playbook を使用して IdM レプリカをインストールするための認証情報の指定

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この手順は、IdM レプリカのインストールに認可を設定します。

前提条件

  • 次の要件を満たすように Ansible コントロールノードを設定している。

    • Ansible バージョン 2.14 以降を使用している。
    • Ansible コントローラーに ansible-freeipa パッケージがインストールされている。

手順

  1. レプリカをデプロイする権限のあるユーザーのパスワード (IdM の admin など) を指定します。

    • Red Hat は、Ansible Vault を使用してパスワードを保存し、Playbook ファイルから Vault ファイルを参照する (install-replica.yml など) ことを推奨します。

      Ansible Vault ファイルのインベントリーファイルおよびパスワードのプリンシパルを使用した Playbook ファイルの例

      - name: Playbook to configure IPA replicas
        hosts: ipareplicas
        become: true
        vars_files:
        - playbook_sensitive_data.yml
      
        roles:
        - role: ipareplica
          state: present

      Ansible Vault の使用方法は、公式の Ansible Vault ドキュメントを参照してください。

    • あまり安全ではありませんが、インベントリーファイルで admin の認証情報を直接提供します。インベントリーファイルの [ipareplicas:vars] セクションで ipaadmin_password オプションを使用します。インベントリーファイルと、Playbook ファイル install-replica.yml は以下のようになります。

      インベントリーの hosts.replica ファイルの例

      [...]
      [ipareplicas:vars]
      ipaadmin_password=Secret123

      インベントリーファイルのプリンシパルおよびパスワードを使用した Playbook の例

      - name: Playbook to configure IPA replicas
        hosts: ipareplicas
        become: true
      
        roles:
        - role: ipareplica
          state: present

    • または、安全性は低くなりますが、レプリカをインベントリーファイルに直接デプロイすることを許可されている別のユーザーの認証情報を提供します。別の認証ユーザーを指定するには、ユーザー名に ipaadmin_principal オプションを使用し、パスワードに ipaadmin_password オプションを使用します。インベントリーファイルと、Playbook ファイル install-replica.yml は以下のようになります。

      インベントリーの hosts.replica ファイルの例

      [...]
      [ipareplicas:vars]
      ipaadmin_principal=my_admin
      ipaadmin_password=my_admin_secret123

      インベントリーファイルのプリンシパルおよびパスワードを使用した Playbook の例

      - name: Playbook to configure IPA replicas
        hosts: ipareplicas
        become: true
      
        roles:
        - role: ipareplica
          state: present

関連情報

  • /usr/share/ansible/roles/ipareplica/README.md
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