21.2.2. パッケージの選択コマンド
このコマンドは、キックスタートファイルの %packages セクションで使用できます。
- 環境の指定
@^記号で開始する行で、インストールする環境全体を指します。%packages @^Infrastructure Server %endこれは、
インフラストラクチャーサーバー環境の一部となるパッケージをすべてインストールします。利用可能なすべての環境は、Red Hat Enterprise Linux 9 インストール DVD のrepository/repodata/*-comps-repository.architecture.xmlファイルで説明されています。キックスタートファイルに指定する必要があるのは、1 つの環境だけです。追加の環境を指定すると、最後に指定した環境のみが使用されます。
- グループの指定
1 行に 1 エントリーずつグループを指定します。
*-comps-repository.architecture.xmlファイルに指定したとおりに、@記号に続いてグループのフルネームまたはグループ ID を指定します。以下に例を示します。%packages @X Window System @Desktop @Sound and Video %endCoreグループは常に選択されるため、%packagesセクションで指定する必要はありません。- 個別パッケージの指定
1 行に 1 エントリーで、名前で個別のパッケージを指定します。アスタリスク記号 (
*) をパッケージ名のワイルドカードとして使用できます。以下に例を示します。%packages sqlite curl aspell docbook* %enddocbook*エントリーには、ワイルドカードを使用したパターンに適合するdocbook-dtdsパッケージおよびdocbook-styleパッケージが含まれます。- モジュールストリームのプロファイルの指定
プロファイルの構文を使用して、モジュールストリープのポリシーを、1 行ごとに指定します。
%packages @module:stream/profile %endこれにより、モジュールストリームで指定したプロファイルに記載されているパッケージがすべてインストールされます。
- モジュールにデフォルトのストリームが指定されている場合は、削除できます。デフォルトのストリームが指定されていない場合は、指定する必要があります。
- モジュールストリームにデフォルトのプロファイルが指定されている場合は、削除できます。デフォルトのプロファイルが指定されていない場合は、指定する必要があります。
- 異なるストリームでモジュールを複数回インストールすることはできません。
- 同じモジュールおよびストリームの複数プロファイルをインストールできます。
モジュールおよびグループは、
@記号で始まる同じ構文を使用します。同じ名前のモジュールとパッケージグループが存在する場合は、モジュールが優先されます。Red Hat Enterprise Linux 9 では、モジュールは AppStream リポジトリーにのみ存在します。利用可能なモジュールのリストを表示するには、インストールされている Red Hat Enterprise Linux 9 システムで
dnf module listコマンドを使用します。キックスタートコマンド
moduleを使用して、モジュールストリームを有効にし、直接命名して、モジュールストリームに含まれるパッケージをインストールすることもできます。- 環境、グループ、パッケージの除外
ダッシュ (
-) を先頭に付け、インストールから除外するパッケージやグループを指定します。以下に例を示します。%packages -@Graphical Administration Tools -autofs -ipa*compat %end
キックスタートファイルで * のみを使用して、利用可能なパッケージをすべてインストールする方法はサポートされていません。
%packages セクションのデフォルト動作は、オプションを使用して変更する方法がいくつかあります。オプションの中には、全パッケージの選択で機能するものと、特定のグループにのみ機能するものがあります。