22.3.17. user
キックスタートコマンドの user は任意です。システムに新しいユーザーを作成します。
構文
user --name=username [OPTIONS]
必須オプション
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--name=- ユーザー名を入力します。このオプションは必須です。
任意のオプション
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--gecos=- ユーザーの GECOS 情報を指定します。これは、コンマ区切りのさまざまなシステム固有フィールドの文字列です。ユーザーのフルネームやオフィス番号などを指定するのに使用されます。詳細は、passwd(5)の man ページを参照してください。 -
--groups=- デフォルトグループの他にもユーザーが所属すべきグループ名のコンマ区切りのリストです。このグループは、ユーザーアカウントの作成前に存在する必要があります。詳細は、groupコマンドを参照してください。 -
--homedir=- ユーザーのホームディレクトリーです。設定しない場合は、/home/usernameがデフォルトになります。 -
--lock- このオプションを指定すると、このアカウントはデフォルトでロックされます。つまり、ユーザーはコンソールからログインできなくなります。また、グラフィカルおよびテキストベースの手動インストールで、ユーザーの作成 ウィンドウが無効になります。 -
--password=- 新規のユーザーパスワードです。指定しないと、そのアカウントはデフォルトでロックされます。 --iscrypted- このオプションを追加すると、パスワード引数はすでに暗号化済みと仮定されます。--plaintextと相互排他的になります。暗号化したパスワードを作成する場合は python を使用します。$ python -c 'import crypt,getpass;pw=getpass.getpass();print(crypt.crypt(pw) if (pw==getpass.getpass("Confirm: ")) else exit())'上記の例では、ランダムの salt を使用して、パスワードの sha512 暗号と互換性があるハッシュが生成されます。
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--plaintext- このオプションを使用すると、パスワードの引数はプレーンテキストであると仮定されます。--iscryptedと相互排他的になります。 -
--shell=- ユーザーのログインシェルです。指定しないと、システムのデフォルトが使用されます。 -
--uid=- ユーザーの UID (User ID) です。指定しないと、次に利用可能なシステム以外の UID をデフォルトにします。 -
--gid=- ユーザーのグループで使用される GID (Group ID) です。指定しないと、次に利用可能なシステム以外のグループ ID をデフォルトにします。
注記
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--uidと--gidのオプションを使用して、通常のユーザーとそのデフォルトグループに1000ではなく5000から始まる範囲の ID を設定することを検討してください。これは、システムユーザーおよびグループに予約してある0-999の範囲が今後広がり、通常のユーザーの ID と重複する可能性があるためです。 ファイルおよびディレクトリーはさまざまなパーミッションで作成され、パーミッションは、ファイルまたはディレクトリーを作成するアプリケーションによる影響を受けます。たとえば、
mkdirコマンドは、すべてのパーミッションを有効にしてディレクトリーを作成します。ただし、user file-creation mask設定で指定されたように、アプリケーションは、新規に作成したファイルに特定パーミッションを付与しません。user file-creation maskは、umaskコマンドで管理できます。新規ユーザー向けのuser file-creation maskのデフォルト設定は、インストール済みシステムの/etc/login.defs設定ファイルのUMASK変数で定義されます。これを設定しない場合は、デフォルト値022を使用します。デフォルト値を使用し、アプリケーションがファイルを作成した場合は、ファイルの所有者以外のユーザーに書き込みパーミッションが付与されません。ただし、これは他の設定やスクリプトで無効にできます。