検索

3.5. 短縮名のエイリアスの設定

download PDF

Red Hat は、常に完全修飾名でイメージをプルすることを推奨します。ただし、短縮名でイメージをプルすることが一般的です。たとえば、registry.access.redhat.com/ubi9:latest の代わりに ubi9 を使用できます。

registries.conf ファイルにより、短縮名のエイリアスを指定でき、管理者はイメージをプルする場所を完全に制御できます。エイリアスは、"name" = "value" の形式で [aliases] テーブルで指定されます。エイリアスのリストは、/etc/containers/registries.conf.d ディレクトリーで確認できます。Red Hat は、このディレクトリーでエイリアスのセットを提供します。たとえば、podman pull ubi9 は、registry.access.redhat.com/ubi9:latest である適切なイメージに直接解決します。

以下に例を示します。

unqualified-search-registries=["registry.fedoraproject.org", “quay.io"]

[aliases]
"fedora"="registry.fedoraproject.org/fedora"

short-names モードは以下のようになります。

  • enforcing:イメージのプル中に一致するエイリアスが見つからない場合、Podman はユーザーが非修飾レジストリーのいずれかを選択するよう求めます。選択したイメージを正常に取得すると、Podman は、$HOME/.cache/containers/short-name-aliases.conf ファイル (ルートレスユーザー) または /var/cache/containers/short-name-aliases.conf (root ユーザー) に新しい短縮名のエイリアスを自動的に記録します。ユーザーを要求できない場合 (stdin や stdout など) が TTY ではない場合は、Podman は失敗します。short-name-aliases.conf ファイルは、両方が同じエイリアスを指定する場合、registries.conf ファイルよりも優先されることに注意してください。
  • permissive:enforcing モードと似ていますが、ユーザーにプロンプトが表示されないと Podman は失敗しません。代わりに、Podman は指定された順序で修飾されていないすべてのレジストリーを検索します。エイリアスは記録されないことに注意してください。
  • disabled:すべての非修飾検索レジストリーが指定の順序で試行され、エイリアスは記録されません。
注記

Red Hat では、レジストリー、名前空間、イメージ名、およびタグが含まれる完全修飾イメージ名を使用することを推奨しますします。短縮名を使用する場合は、なりすましの固有リスクが常にあります。不明なユーザーや匿名ユーザーが任意の名前でアカウントを作成できないように、信頼できるレジストリー (つまりレジストリー) を追加します。たとえば、ユーザーは example.registry.com registry レジストリーから example コンテナーイメージをプルします。example.registry.com が検索リストの最初にない場合には、攻撃者は検索リストの前のほうに別の example イメージを配置することができてしまいます。目的のコンテンツではなく、攻撃者が配置したイメージを間違ってプルして実行する可能性があります。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.