第16章 変数値の変更
概要
Camel デバッガーがブレークポイントに到達すると、Variables ビューにはルーティングコンテキストのその時点で利用可能なすべての変数の値が表示されます。一部の変数は編集可能で、値を変更できます。これにより、アプリケーションがプログラム状態の変更をどのように処理するか確認できます。
すべての変数が編集可能というわけではありません。編集可能な変数のコンテキストメニューには、Change Value… オプションが表示されます。
手順
変数の値を変更するには、以下を実行します。
- 必要に応じてデバッガーを起動します。14章Camel デバッガーの実行を参照してください。
Variables ビューで、変更する値の変数を選択し、その Value フィールドをクリックします。
変数の value フィールドが薄い青の網掛け表示になり、編集モードであることを示します。
注記または、変数を右クリックしてコンテキストメニューを開き、Change Value… を選択して値を編集します。
新しい値を入力してから、Enter をクリックします。
Console ビューには、変数の値の変更に関する
INFO
レベルのログエントリーが表示されます (たとえば、Breakpoint at node to1 is updating message header on exchangeId: ID-dhcp-97-16-bos-redhat-com-52574-1417298894070-0-2 with header: Destination and value: UNITED KINGDOM
)。- ブレークポイントをステップピングし、メッセージが想定どおりに処理されているかどうかを確認します。各ステップで Debug ビュー、Variables ビュー、および Console の出力を確認します。