22.3. ルーティングコンテキストを介したメッセージのトレース
概要
ルーティングコンテキストで何が起こるかを確認する最善の方法は、停止ごとにメッセージに対して何が起こるかを監視することです。このツールは、実行中のルーティングコンテキストにメッセージをドロップし、メッセージが通過するパスを追跡するメカニズムを提供します。
手順
ルーティングコンテキストを介してメッセージをトレースするには、以下を実行します。
- 「ルートトレース用テストメッセージの作成」 の説明に従って、テストメッセージを 1 つ以上作成します。
Project Explorer ビューで、プロジェクトの Camel コンテキストファイルを右クリックしてコンテキストメニューを開き、Run As
Local Camel Context (Tests なし) を選択します。 注記プロジェクトの包括的な JUnit テストを作成していない場合は、これを Local Camel Context として実行しないでください。
- 「ルートトレースの有効化」 の説明に従って、実行中のルーティングコンテキストのトレースを有効にします。
- Project Explorer ビューから、テストメッセージの 1 つを JMX Navigator ビューのルーティングコンテキスト開始点にドラッグします。
JMX Navigator ビューで、トレース対象のルーティングコンテキストを選択します。
ツールは、Messages View に、トレースされたコンテキストの各段階でメッセージを表すメッセージインスタンスを設定します。
Diagram View には、選択したルーティングコンテキストがグラフィカル表示されます。
Messages View で、メッセージインスタンスの 1 つを選択します。
Properties ビューには、メッセージインスタンスの詳細と内容が表示されます。
Diagram View では、選択したメッセージインスタンスに対応するルートステップが強調表示されます。ルートステップが処理ステップである場合、ツールは既存のパスにタイミングと処理のメトリクスをタグ付けします。
- 必要に応じて、この手順を繰り返します。