第19章 Apache CXF ロギング
概要
この章では、Apache CXF ランタイムでロギングを設定する方法について説明します。
19.1. Apache CXF ロギングの概要
概要
Apache CXF は Java ロギングユーティリティー java.util.logging
を使用します。ロギングは、標準の java.util.Properties
形式を使用して書き込まれるロギング設定ファイルで設定されます。アプリケーションでログを実行するには、プログラムでログを指定するか、アプリケーションの起動時にログ設定ファイルを指すコマンドでプロパティーを定義します。
デフォルトのプロパティーファイル
Apache CXF には、InstallDir/etc
ディレクトリーにデフォルトの logging.properties
ファイルが含まれています。このファイルは、ログメッセージの出力先と公開されるメッセージレベルの両方を設定します。デフォルト設定は、WARNING
レベルでフラグが付けられたメッセージをコンソールへ出力するようにロガーを設定します。設定オプションを変更せずにデフォルトのファイルを使用することも、特定のアプリケーションに合わせて設定オプションを変更することもできます。
ロギング機能
Apache CXF には、ロギングを有効にするためにクライアントまたはサービスにプラグインできるロギング機能が含まれています。例19.1「ロギングの有効化設定」 は、ログ機能を有効にするための設定を示しています。
例19.1 ロギングの有効化設定
<jaxws:endpoint...> <jaxws:features> <bean class="org.apache.cxf.feature.LoggingFeature"/> </jaxws:features> </jaxws:endpoint>
詳細は、「メッセージコンテンツのログ」 を参照してください。
どこから始めますか ?
ロギングの簡単な例を実行するには、「ロギングを使用する簡単な例」。
Apache CXF でのロギングの動作の詳細については、この章全体をお読みください。
java.util.logging に関する詳細情報
java.util.logging
ユーティリティーは、最も広く使用されている Java ロギングフレームワークの 1 つです。このフレームワークの使用方法と拡張方法を説明するオンラインで入手可能な情報はたくさんあります。ただし、開始点として、以下のドキュメントでは java.util.logging
の詳細な概要を説明します。