第7章 Infinispan での組み込み Service Registry ストレージのデプロイ
本章では、埋め込み Infinispan キャッシュで Service Registry ストレージを設定する方法を説明します。
Infinispan の Service Registry ストレージはテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は Red Hat の実稼働環境でのサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされていないため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。
これらの機能は、近々発表予定の製品機能をリリースに先駆けてご提供することにより、お客様は機能性をテストし、開発プロセス中にフィードバックをお寄せいただくことができます。Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、https://access.redhat.com/ja/support/offerings/techpreview を参照してください。
7.1. OpenShift での組み込み Infinispan ストレージでの Service Registry の設定
ここでは、OpenShift 上の Service Registry に Infinispan キャッシュベースのストレージを設定する方法を説明します。このストレージオプションは、Quarkus ベースの Service Registry サーバーに埋め込まれた Infinispan コミュニティー Java ライブラリーに基づいています。このストレージオプションを使用して個別の Infinispan サーバーをインストールする必要はありません。このオプションは開発またはデモのみに適していますが、実稼働環境には適していません。
前提条件
- クラスター管理者として OpenShift クラスターにアクセスできる。
- Service Registry がすでにインストールされている。4章OpenShift での Service Registry のインストールを参照してください。
手順
- OpenShift Container Platform Web コンソールで、クラスター管理者権限を持つアカウントを使用してログインします。
- Installed Operators > Red Hat Integration - Service Registry > ApicurioRegistry > Create ApicurioRegistry とクリックします。
以下のカスタムリソース定義に貼り付けます。
apiVersion: apicur.io/v1alpha1 kind: ApicurioRegistry metadata: name: example-apicurioregistry spec: configuration: persistence: "infinispan" infinispan: # Currently uses embedded version of Infinispan clusterName: "example-apicurioregistry" # ^ Optional
- Create をクリックし、OpenShift で Service Registry ルートが作成されるまで待機します。
Networking > Route をクリックして、Service Registry Web コンソールの新規ルートにアクセスします。以下に例を示します。
http://example-apicurioregistry.my-project.my-domain-name.com/
関連情報
- Infinispan クラスターの設定に関する詳細は、Apicurio レジストリーのデモ で利用可能なカスタムリソースの例を参照してください。
- Infinispan の詳細は、https://infinispan.org/を参照してください。