5.2. OpenShift での AMQ Streams ストレージを使用した Service Registry の設定
ここでは、AMQ Streams on OpenShift を使用して Service Registry に Kafka ベースのストレージを設定する方法を説明します。このストレージオプションは、OpenShift の Kafka クラスターに persistent
ストレージが設定されている実稼働環境に適しています。既存の Kafka クラスターに Service Registry をインストールするか、環境に応じて新しい Kafka クラスターを作成できます。
前提条件
- クラスター管理者として OpenShift クラスターにアクセスできる。
- Service Registry がすでにインストールされている。4章OpenShift での Service Registry のインストール を参照してください。
- AMQ Streams がすでにインストールされている。「OpenShift OperatorHub からの AMQ Streams のインストール:」 を参照してください。
手順
- OpenShift Container Platform Web コンソールで、クラスター管理者権限を持つアカウントを使用してログインします。
Kafka クラスターがまだ設定されていない場合は、AMQ Streams を使用して新しい Kafka クラスターを作成します。たとえば、OpenShift OperatorHub では以下を実行します。
- Installed Operators > Red Hat Integration - AMQ Streams の順にクリックします。
- Provided APIs > Kafka で Create Instance をクリックし、新しい Kafka クラスターを作成します。
適切にカスタムリソース定義を編集し、Create をクリックします。
警告デフォルトの例では、3 つの Zookeeper ノード、および、
ephemeral
ストレージを持つ 3 つの Kafka ノードを持つクラスターが作成されます。この一時ストレージは開発およびテストにのみ適しており、実稼働には適していません。詳細は、『 Using AMQ Streams on OpenShift 』を参照してください。
- クラスターの準備ができたら、Provided APIs > Kafka > my-cluster > YAML をクリックします。
status
ブロックで、bootstrapServers
値のコピーを作成します。これは、後で ServiceRegistry をデプロイするために使用します。以下に例を示します。status: conditions: ... listeners: - addresses: - host: my-cluster-kafka-bootstrap.my-project.svc port: 9092 bootstrapServers: 'my-cluster-kafka-bootstrap.my-project.svc:9092' type: plain ...
Kafka トピックを作成し、Service Registry アーティファクトを保存します。
- Provided APIs > Kafka Topic で、Create topic をクリックします。
-
デフォルトのトピック名を
my-topic
から必要なstorage-topic
に変更します。
Kafka トピックを作成し、Service Registry のグローバル ID を保存します。
- Provided APIs > Kafka Topic で、Create topic をクリックします。
-
デフォルトのトピック名を
my-topic
から必要なglobal-id-topic
に変更します。
- Installed Operators > Red Hat Integration - Service Registry > ApicurioRegistry > Create ApicurioRegistry とクリックします。
次のカスタムリソース定義を貼り付けますが、前にコピーした
bootstrapServers
値を使用します。apiVersion: apicur.io/v1alpha1 kind: ApicurioRegistry metadata: name: example-apicurioregistry spec: configuration: persistence: "streams" streams: bootstrapServers: "my-cluster-kafka-bootstrap.my-project.svc:9092"
- Create をクリックし、OpenShift で Service Registry ルートが作成されるまで待機します。
Networking > Route をクリックして、Service Registry Web コンソールの新規ルートにアクセスします。以下に例を示します。
http://example-apicurioregistry.my-project.my-domain-name.com/
関連情報
- AMQ Streams を使用した Kafka クラスターおよびトピックの作成に関する詳細は、『 Using AMQ Streams on OpenShift 』を参照してください。