第10章 REST API を使用した Service Registry コンテンツの管理


本章では、Registry REST API について説明し、レジストリーに保存されているアーティファクトを管理する方法を説明します。

10.1. Registry REST API の概要

Registry REST API を使用すると、クライアントアプリケーションは Service Registry のアーティファクトを管理できます。この API では、以下を行うために作成、読み取り、更新、および削除の操作が提供されます。

アーティファクト
レジストリーに保存されているスキーマおよび API デザインアーティファクトを管理します。これには、名前、ID、説明、ラベルなどでアーティファクトの参照または検索も含まれます。アーティファクトのライフサイクル状態 (enabled、disabled、または deprecated) を管理することもできます。
アーティファクトのバージョン
アーティファクトコンテンツの更新時に作成されるバージョンを管理します。これには、名前、ID、説明、ラベルなど、バージョンの閲覧または検索も含まれます。バージョンのライフサイクル状態(enabled、disabled、または deprecated)を管理することもできます。
アーティファクトのメタデータ
アーティファクトの作成または変更時、その現在の状態などのアーティファクトの詳細を管理します。一部のメタデータを編集できますが、一部は読み取り専用です。たとえば、編集可能なメタデータにはアーティファクト名、説明、またはラベルが含まれますが、アーティファクトが作成され、変更された場合は読み取り専用になります。
グローバルルール
すべてのアーティファクトのコンテンツ展開を管理するルールを設定し、無効または互換性のないコンテンツがレジストリーに追加されないようにします。グローバルルールは、アーティファクトに独自の特定のアーティファクトルールが設定されていない場合にのみ適用されます。
アーティファクトルール
特定のアーティファクトのコンテンツ展開を管理するルールを設定し、無効または互換性のないコンテンツがレジストリーに追加されないようにします。アーティファクトルールは、設定されたグローバルルールを上書きします。

他のスキーマレジストリーとの互換性

Registry REST API は、Apache Avro、Google Protocol バッファー、および JSON スキーマアーティファクトタイプのサポートが含まれる Confluent スキーマレジストリー REST API と互換性があります。Confluent クライアントライブラリーを使用するアプリケーションは Service Registry をドロップイン置換として使用できます。詳細は、「Replacing Confluent Schema Registry with Red Hat Integration Service Registry」を参照してください。

その他のリソース

  • 詳細は、Apicurio Registry REST API のドキュメント を参照してください。
  • Registry REST API ドキュメントは、Service Registry デプロイメントのメインエンドポイントからも利用できます(例: http://MY-REGISTRY-URL/api )。
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