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第7章 JBoss EAP サーバーとアプリケーションの設定

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JBoss EAP for OpenShift のイメージは、Java アプリケーションとの基本的な使用に対して事前設定されています。しかし、JBoss EAP インスタンスをイメージ内部で設定できます。推奨される方法は、OpenShift S2I プロセスを使用し、Helm チャートで環境変数を設定して JVM を調整することです。

重要

コンテナーが再起動または終了すると、実行中のコンテナーで変更された設定内容はすべて失われます。

これには、add-user.sh や管理 CLI などの、従来の JBoss EAP インストールに含まれるスクリプトを使用して変更された設定が含まれます。

JBoss EAP for OpenShift イメージ内の JBoss EAP インスタンスに設定変更を加えるには、OpenShift S2I プロセスを環境変数とともに使用することを強く推奨します。

7.1. JVM のデフォルトメモリー設定

以下の環境変数を使用して、自動的に計算された JVM 設定を変更できます。これらの変数は、デフォルトメモリーサイズが自動的に算出される場合にのみ使用されることに注意してください (有効なコンテナーのメモリー制限が定義されているとき)。

環境変数説明

JAVA_INITIAL_MEM_RATIO

この環境変数は非推奨になりました。JVM 引数 -XX:InitialRAMPercentage に対応します。これはデフォルトでは指定されておらず、将来のリリースで削除される予定です。--XX:InitialRAMPercentageJAVA_OPTS で直接指定する必要があります。

注記

自動計算を無効にするために JAVA_INITIAL_MEM_RATIO=0 を設定する必要はなくなりました。この環境変数にはデフォルト値が提供されていないためです。

JAVA_MAX_MEM_RATIO

-XX:MaxRAMPercentage JVM オプションを設定するための環境変数。最大ヒープサイズを、Java VM で使用可能な合計メモリーのパーセンテージとして設定します。デフォルト値は 80% です。JAVA_MAX_MEM_RATIO=0 を設定すると、このデフォルト値が無効になります。

JAVA_OPTS

JVM に追加のオプションを提供するための環境変数 (例: JAVA_OPTS=-Xms512m -Xmx1024m)

注記

-Xms に値を設定すると、-XX:InitialRAMPercentage オプションは無視されます。-Xmx に値を設定すると、-XX:MaxRAMPercentage オプションは無視されます。

JAVA_MAX_INITIAL_MEM

この環境変数は非推奨になりました。JAVA_OPTS を使用して `-Xms` オプションを指定します。たとえば、JAVA_OPTS=-Xms256m です。

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