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第2章 JBoss EAP 8.0 のパッケージ名前空間の変更

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このセクションでは、JBoss EAP 8.0 のパッケージ名前空間の変更に関する追加情報を提供します。JBoss EAP 8.0 は、Jakarta EE 10 および Jakarta EE 10 API の他の多くの実装を完全にサポートします。JBoss EAP 8.0 の Jakarta EE 10 でサポートされる重要な変更点は、パッケージの名前空間の変更です。

2.1. javax から jakarta への名前空間の変更

Jakarta EE 8 と EE 10 の主な違いは、EE API Java パッケージの名前が javax.* から jakarta.* に変更されたことです。これは、Java EE が Eclipse Foundation に移行し、Jakarta EE が確立されたことに続くものです。

アプリケーションを JBoss EAP 7 から JBoss EAP 8 に移行する際には、この名前空間変更への対応が最大のタスクとなります。アプリケーションを Java EE 10 に移行するには、次の手順を完了する必要があります。

  • import ステートメントまたはその他のソースコードにおける EE API クラスの使用を javax パッケージから jakarta パッケージに更新します。
  • javax で始まる EE 指定のシステムプロパティーまたはその他の設定プロパティーの名前を、jakarta で始まるものに更新します。
  • java.util.ServiceLoader メカニズムを使用してブートストラップされる EE インターフェイスまたは抽象クラスのアプリケーション提供の実装がある場合は、実装クラスを識別するリソースの名前を META-INF/services/javax.[rest_of_name] から META-INF/services/jakarta.[rest_of_name] に変更します。
注記

Red Hat Migration Toolkit を使用すると、アプリケーションソースコード内の名前空間の更新が容易になります。詳細は、How to use Red Hat Migration Toolkit for Auto-Migration of an Application to the Jakarta EE 10 Namespace を参照してください。ソースコードを移行できない場合は、オープンソースの Eclipse Transformer プロジェクトで、既存の Java アーカイブを javax 名前空間から jakarta 名前空間に変換するバイトコード変換ツールが提供されています。

注記

この変更は、Java SE に含まれる javax パッケージには影響しません。

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