3.2. アプリケーションのデプロイに向けた OpenShift の準備
JBoss EAP アプリケーション開発者は、アプリケーションを OpenShift にデプロイできます。次の例では、kitchensink
クイックスタートが、Jakarta Server Faces、Jakarta Contexts and Dependency Injection、Jakarta Enterprise Beans、Jakarta Persistence、および Jakarta Bean Validation を使用して Jakarta EE の web 対応データベースアプリケーションを実行します。詳細は、JBoss EAP 8.0 の kitchensink
クイックスタートを参照してください。以下の手順に従って、アプリケーションをデプロイします。
手順
-
oc login
コマンドを使用して、OpenShift インスタンスにログインします。 OpenShift でプロジェクトを作成します。
次のコマンドを使用してプロジェクトを作成します。プロジェクトを使用すると、他のグループとは別にコンテンツを整理および管理できます。
$ oc new-project <project_name>
たとえば、以下のコマンドを使用して、
kitchensink
クイックスタートでeap-demo
という名前のプロジェクトを作成します。$ oc new-project eap-demo
任意の手順: キーストアおよびシークレットを作成します。
注記OpenShift プロジェクトで HTTPS 対応の機能を使用する場合は、キーストアとシークレットを作成する必要があります。
以下のように、Java
keytool
コマンドを使用して、キーストアを生成します。警告以下のコマンドは自己署名証明書を生成しますが、実稼働環境では信用性が確認された認証局 (CA) の独自の SSL 証明書を SSL で暗号化された接続 (HTTPS) に使用します。
$ keytool -genkey -keyalg RSA -alias <alias_name> -keystore <keystore_filename.jks> -validity 360 -keysize 2048
たとえば、
kitchensink
クイックスタートでは、以下のコマンドを使用してキーストアを生成します。$ keytool -genkey -keyalg RSA -alias eapdemo-selfsigned -keystore keystore.jks -validity 360 -keysize 2048
次のコマンドを使用して、新しいキーストアからシークレットを作成します。
$ oc create secret generic <secret_name> --from-file=<keystore_filename.jks>
たとえば、
kitchensink
クイックスタートでは、以下のコマンドを使用してシークレットを作成します。$ oc create secret generic eap-app-secret --from-file=keystore.jks