第6章 Maven プラグインを使用した JBoss EAP サーバーのプロビジョニング
JBoss EAP Maven プラグインを使用すると、必要な機能を提供する Galleon レイヤーのみをサーバーに含めることで、要件に従ってサーバーを設定できます。
6.1. JBoss EAP Maven プラグイン
JBoss EAP Maven プラグインは Galleon トリム機能を使用して、サーバーのサイズおよびメモリーフットプリントを削減します。JBoss EAP Maven プラグインは、サーバー設定をカスタマイズするための JBoss EAP CLI スクリプトファイルの実行をサポートします。CLI スクリプトには、サーバーを設定するための CLI コマンドのリストが含まれます。
Maven リポジトリーから最新の Maven プラグインバージョンを取得できます。これは、/ga/org/jboss/eap/plugins/eap-maven-plugin のインデックス にあります。Maven プロジェクトでは、pom.xml
ファイルに JBoss EAP Maven プラグインの設定が含まれます。
JBoss EAP Maven プラグインは、サーバーをプロビジョニングし、Maven の実行中に WAR などのパッケージ化されたアプリケーションをプロビジョニングされたサーバーにデプロイします。アプリケーションがデプロイされるプロビジョニング済みサーバーは、target/server
ディレクトリーにあります。JBoss EAP Maven プラグインでは、以下の機能も提供されます。
target/server
のサーバーはサポートされておらず、デバッグまたは開発目的でのみ使用できます。
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サーバー設定ファイルをカスタマイズするには、
org.jboss.eap:wildfly-galleon-pack
およびorg.jboss.eap.cloud:eap-cloud-galleon-pack
Galleonfeature-pack
と、そのレイヤーの一部を使用します。 - CLI スクリプトコマンドをサーバーに適用します。
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keystore
ファイルなど、サーバーインストールへの追加ファイルの追加をサポートします。