3.3. OpenShift で Source-to-Image を使用したアプリケーションイメージのビルド
source-to-image (S2I) ワークフローに従って、JBoss EAP アプリケーションの再現可能なコンテナーイメージをビルドします。これらの生成されたコンテナーイメージには、アプリケーションのデプロイメントとすぐに実行できる JBoss EAP サーバーが含まれます。
S2I ワークフローは、Git リポジトリーからソースコードを取得し、使用する言語とフレームワークをベースとするコンテナーに挿入します。S2I ワークフローが完了すると、src
コードがコンパイルされ、アプリケーションがパッケージ化されて JBoss EAP サーバーにデプロイされます。
詳細は、Legacy server provisioning for JBoss EAP S2I を参照してください。
JBoss EAP では、Jakarta EE 10 を使用してアプリケーションを開発する場合にのみ S2I イメージを使用できます。
前提条件
- アクティブな Red Hat カスタマーアカウントを持っている。
- レジストリーサービスアカウントを持っている。Red Hat カスタマーポータルの手順に従い、レジストリーサービスアカウントを使用して認証トークンを作成 してください。
- Red Hat Ecosystem Catalog からイメージをプルするために使用できる OpenShift シークレット YAML ファイルをダウンロードしている。詳細は、OpenShift Secret を参照してください。
-
oc login
コマンドを使用して OpenShift にログインしている。 - Helm がインストールされている。詳細は、Installing Helm を参照してください。
管理 CLI で次のコマンドを入力して、JBoss EAP Helm チャートのリポジトリーをインストールしている。
$ helm repo add jboss-eap https://jbossas.github.io/eap-charts/
手順
次の YAML コンテンツを使用して、
helm.yaml
という名前のファイルを作成します。build: uri: https://github.com/jboss-developer/jboss-eap-quickstarts.git ref: EAP_8.0.0.GA contextDir: helloworld deploy: replicas: 1
以下のコマンドを使用して、JBoss EAP アプリケーションを OpenShift にデプロイします。
$ helm install helloworld -f helm.yaml jboss-eap/eap8
検証
curl
を使用してアプリケーションにアクセスします。$ curl https://$(oc get route helloworld --template='{{ .spec.host }}')/HelloWorld
アプリケーションがデプロイされていれば、
Hello World!
が出力されます。