検索

11.2. 設定環境変数

download PDF

以下の環境変数を設定すると再ビルドせずにイメージを調整することができます。

注記

ここに記載されていない他の環境変数については、JBoss EAP のドキュメント を参照してください。

表11.2 設定環境変数
変数名説明

CLI_GRACEFUL_SHUTDOWN

ゼロでない長さの値が設定された場合、イメージは TERM シグナルでシャットダウンしないようにし、JBoss EAP 管理 CLI を使用した shutdown コマンドの実行が必要になります。

値の例: true

CONTAINER_HEAP_PERCENT

最大 Java ヒープサイズを利用可能なコンテナーメモリーの割合 (パーセント) として設定します。

値の例: 0.5

CUSTOM_INSTALL_DIRECTORIES

S2I プロセス中にイメージのアーティファクトのインストールおよび設定に使用されるディレクトリーのコンマ区切りリスト。

値の例: custom,shared

DEFAULT_JMS_CONNECTION_FACTORY

この値は、Jakarta Messaging 接続ファクトリーのデフォルトの JNDI バインディングを指定するために使用されます (例: jms-connection-factory='java:jboss/DefaultJMSConnectionFactory')。

値の例: java:jboss/DefaultJMSConnectionFactory

ENABLE_ACCESS_LOG

標準出力チャネルへのアクセスメッセージのロギングを有効にします。

アクセスメッセージのロギングは以下の方法を使用して実装されます。

  • JBoss EAP 6.4 OpenShift イメージはカスタムの JBoss Web Access Log Valve を使用します。
  • JBoss EAP for OpenShift イメージは、JBoss EAP 7.4 開発ガイド の Undertow AccessLogHandler を使用します。

デフォルトは false です。

INITIAL_HEAP_PERCENT

初期 Java ヒープサイズを最大ヒープサイズの割合 (パーセント) として設定します。

値の例: 0.5

JAVA_OPTS_APPEND

サーバー起動オプション。

値の例: -Dfoo=bar

JBOSS_MODULES_SYSTEM_PKGS_APPEND

JBOSS_MODULES_SYSTEM_PKGS 環境変数に追加されるパッケージ名のコンマ区切りリスト。

値の例: org.jboss.byteman

JGROUPS_CLUSTER_PASSWORD

JGroups クラスターへの参加を許可するため、ノードの認証に使用されるパスワード。ASYM_ENCRYPT JGroups クラスタートラフィック暗号化プロトコルを使用している場合は必須 になります。設定がないと、認証は無効になり、クラスターの通信は暗号化されず、警告が発生します。SYM_ENCRYPT JGroups クラスタートラフィック暗号化プロトコルを使用する場合は任意です。

値の例: mypassword

JGROUPS_ENCRYPT_KEYSTORE

SYM_ENCRYPT JGroups クラスタートラフィック暗号化プロトコルを使用する際に指定された、作成済みシークレット内のキーストアファイルの名前。設定しないと、クラスター通信は暗号化されず、警告が発生します。

値の例: jgroups.jceks

JGROUPS_ENCRYPT_KEYSTORE_DIR

キーストアを含むシークレットがマウントされているディレクトリーパス。

値の例: /etc/jgroups-encrypt-secret-volume

JGROUPS_ENCRYPT_NAME

SYM_ENCRYPT JGroups クラスタートラフィック暗号化プロトコルを使用する場合のサーバー証明書に関連する名前。設定しないと、クラスター通信は暗号化されず、警告が発生します。

値の例: jgroups

JGROUPS_ENCRYPT_PASSWORD

SYM_ENCRYPT JGroups クラスタートラフィック暗号化プロトコルを使用する場合にキーストアおよび証明書へのアクセスに使用されるパスワード。設定しないと、クラスター通信は暗号化されず、警告が発生します。

値の例: mypassword

JGROUPS_ENCRYPT_PROTOCOL

クラスタートラフィックの暗号化に使用する JGroups プロトコル。SYM_ENCRYPT または ASYM_ENCRYPT のいずれかになります。

デフォルトは SYM_ENCRYPT です。

値の例: ASYM_ENCRYPT

JGROUPS_PING_PROTOCOL

ノードの検索に使用する JGroups プロトコル。dns.DNS_PING または kubernetes.KUBE_PING のいずれかを使用できます。

MQ_SIMPLE_DEFAULT_PHYSICAL_DESTINATION

後方互換性を維持するには、true を設定し、queue/MyQueue および topic/MyTopic の代わりに MyQueue および MyTopic を物理宛先名のデフォルトとして使用します。

OPENSHIFT_DNS_PING_SERVICE_NAME

DNS 検索メカニズムに対してサーバーで ping ポートを公開するサービスの名前。

値の例: eap-app-ping

OPENSHIFT_DNS_PING_SERVICE_PORT

DNS 検索メカニズムの ping ポートのポート番号。指定のない場合は、サービスの SRV レコードからポート番号を検出を試み、検出できない場合はデフォルトの 8888 が使用されます。

デフォルトは 8888 です。

OPENSHIFT_KUBE_PING_LABELS

Kubernetes 検索メカニズムのクラスタリングラベルセレクター。

値の例: app=eap-app

OPENSHIFT_KUBE_PING_NAMESPACE

Kubernetes 検索メカニズムのクラスタリングプロジェクト namespace。

値の例: myproject

SCRIPT_DEBUG

true に設定すると、Bash スクリプトが -x オプションで実行され、実行と同時にコマンドとその引数が出力されます。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.