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6.5. Maven プラグインの設定属性

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次の設定パラメーターのリストを設定することにより、eap-maven-plugin Maven プラグインを設定できます。

表6.1 Maven プラグインの設定属性
名前説明

channels

List

チャネル YAML ファイルのリファレンスリスト。チャネルファイルには、JBoss EAP サーバーアーティファクトのバージョンが含まれています。チャネル YAML ファイルを識別する方法は 2 つあります。

  • チャネル分類子を使用してチャネル YAML ファイルアーティファクトを Maven リポジトリーにデプロイすると、その Maven 座標 (groupIdartifactId、およびオプションのバージョン) を使用して識別できます。バージョンが設定されていない場合は、最新のチャネルバージョンが使用されます。以下に例を示します。
<channels>
  <channel>
    <manifest>
      <groupId>org.jboss.eap.channels</groupId>
      <artifactId>eap-8.0</artifactId>
    </manifest>
  </channel>
</channels>
  • URL を使用してチャネル YAML ファイルを取得できます。以下に例を示します。
<channels>
  <channel>
    <manifest>
      <url>file:///foo/my-manifest.yaml</url>
    </manifest>
  </channel>
</channels>

excluded-layers

List

除外する Galleon レイヤーのリスト。feature-pack-location または機能パックが設定されている場合に使用できます。システムプロパティー wildfly.provisioning.layers.excluded を使用して、除外するレイヤーのコンマ区切りリストを指定します。

extra-server-content-dirs

List

コンテンツがプロビジョニングされたサーバーにコピーされるディレクトリーのリスト。ディレクトリーへの絶対パスまたは相対パスのいずれかを使用できます。相対パスは、プロジェクトのベースディレクトリーからの相対パスである必要があります。

feature-packs

List

レイヤーと組み合わせることができる、インストールする機能パック設定のリスト。システムプロパティー wildfly.provisioning.feature-packs を使用して、機能パックのコンマ区切りリストを提供します。

filename

String

デプロイするアプリケーションのファイル名。デフォルト値は ${project.build.finalName}.${project.packaging} です。例外として、ejb パッケージングの場合は拡張子が .jar になります。たとえば、war パッケージング時の $[project.packaging] の値は war であり、ejb パッケージング時の $[project.packaging] の値は ejb ですが、これは有効な jar 拡張子ではありません。このような場合には、.jar 拡張子が必要です。

galleon-options

Map

サーバーのプロビジョニング時に、特定の Galleon オプションを設定できます。同じ Maven セッションで多数のサーバーをビルドしている場合、jboss-fork-embedded オプションを true に設定して、Galeon プロビジョニングと CLI スクリプトの実行をフォークする必要があります。以下に例を示します。

<galleon-options>
  <jboss-fork-embedded>true</jboss-fork-embedded>
</galleon-options>

layers

List

プロビジョニングする Galleon レイヤーのリスト。feature-pack-location または機能パックが設定されている場合に使用できます。システムプロパティー wildfly.provisioning.layers を使用して、レイヤーのコンマ区切りリストを提供します。

layers-configuration-file-name

String

レイヤーから生成された設定ファイルの名前。デフォルト値は standalone.xml です。レイヤーが設定されていない場合、このパラメーターは設定できません。

log-provisioning-time

boolean

プロビジョニング終了時にプロビジョニング時間をログに記録するかどうかを指定します。デフォルト値は false です。

name

String

デプロイメントに使用される名前。

offline-provisioning

boolean

プラグインがアーティファクトを解決するときにオフラインモードを使用するかどうかを指定します。オフラインモードでは、プラグインはローカルの Maven リポジトリーを使用してアーティファクトを解決します。デフォルト値は false です。

overwrite-provisioned-server

boolean

provisioningDir から参照されている既存のサーバーを削除し、新しいサーバーをプロビジョニングする場合は、true に設定します。そうでない場合は、false に設定します。デフォルト値は false です。

packaging-scripts

List

実行する CLI スクリプトとコマンドのリスト。スクリプトファイルが絶対ファイルでない場合は、プロジェクトのベースディレクトリーの相対ファイルである必要があります。次の方法で CLI の実行を設定します。

<packaging-scripts>
  <packaging-script>
    <scripts>
      <script>../scripts/script1.cli</script>
    </scripts>
    <commands>
      <command>/system-property=foo:add(value=bar)</command>
    </commands>
    <properties-files>
      <property-file>my-properties.properties</property-file>
    </properties-files>
    <java-opts>
      <java-opt>-Xmx256m</java-opt>
    </java-opts>
    <!-- Expressions resolved during server execution -->
    <resolve-expressions>false</resolve-expressions>
  </packaging-script>
</packaging-scripts>

provisioning-dir

String

サーバーをプロビジョニングするディレクトリーへのパス。絶対パスまたは buildDir への相対パスにできます。デフォルトでは、サーバーは target/server ディレクトリーにプロビジョニングされます。デフォルト値は server です。

provisioning-file

File

使用する provisioning.xml ファイルへのパス。機能パック設定アイテムとレイヤー設定アイテムが設定されている場合は使用できません。プロビジョニングファイルのパスが絶対パスでない場合は、プロジェクトのベースディレクトリーへの相対パスにする必要があります。デフォルト値は ${project.basedir}/galleon/provisioning.xml です。

record-provisioning-state

boolean

プロビジョニングの状態を .galleon ディレクトリーに記録するかどうかを指定します。デフォルト値は false です。

runtime-name

String

デプロイメントのランタイム名。デフォルト値は、myapp.war などのデプロイメントファイル名です。この引数を ROOT.war に設定して、HTTP ルートコンテキストに登録されたデプロイメントを取得できます。

server-config

String

デプロイ時に使用するサーバー設定の名前。layers-configuration-file-name が設定されている場合、デプロイメントは layers-configuration-file-name から参照される設定内にデプロイされます。デフォルト値は standalone.xml です。

skip

boolean

ゴールをスキップする場合は、true に設定します。そうでない場合は、false に設定します。デフォルト値は false です。

stdout

String

作成された CLI プロセスの stdout および stderr がどのように処理されるかを示します。値が定義されている場合、その値が none でない限り stderrstdout にリダイレクトされます。デフォルトでは、stdout および stderr ストリームは現在のプロセスから継承されます。次のいずれかのオプションから設定を変更できます。

  • None は、stderrstdout を使用しないことを示します。
  • System.out または System.err は、現在のプロセスにリダイレクトします。
  • その他の値はファイルへのパスと見なされ、stdoutstderr がそれに書き込まれます。
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