第13章 インプレースアップグレード
Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) 16.1.1 より、アップグレードフレームワーク (FFU) が新しい インプレースアップグレード テストに利用されています。この試験は、RHOSP プラグイン認定時に利用できます。RHOSP のロングライフリリース間の自動アップグレード中およびアップグレード後に、プラグインの機能が想定通りに動作することを検証します。このテストに成功すると、対応する機能がその認定のエコシステムカタログのエントリーに追加されます。
例
RHOSP 13 (Queens) からのインプレースアップグレード機能は、RHOSP 16.1.x (Train) の認定の項目の 1 つとして表示されます。
in_place_upgrades テストは、認定が可能なプラグインタイプすべてで利用できます。これは、認定テスト計画に表示され、コントローラーノードでのみ計画、実行されます。この機能とテストでは、RHOSP Director ツールセットを介してプラグインをインストールし、管理し、アップグレードできる必要があります。コントローラーノードでアップグレード後に実行され、アップグレードされた環境のさまざまなログファイルを調査して、アップグレードが実行され、成功したことを確認します。
インプレースアップグレードテストには以下のサブテストが含まれます。
in_place_upgrades
このテストは、RHOSP クラウドが、RHOSP アップグレードフレームワーク メカニズムを使用して、ある RHOSP ロングライフリリースから次の RHOSP ロングライフリリースにアップグレードされていることを検証し、同じことを確認するように促されます。
合格の基準
- PASS: システムのアップグレードが成功した後、同じように認定する場合。
- FAIL: システムがアップグレードされていない場合や、同じように認定しない場合。
director プラグインの検証
プラグインのインストールが director で行われているかどうかを宣言するための自己宣言プロンプトが追加されます。
合格の基準
- PASS: プラグインのインストールが director で行われていることを認定する場合。
- FAIL: プラグインのインストールが director で行われていないことを認定する場合。
合格の基準
インプレースアップグレードテストのステータスは、以下のように異なる。
- PASS: サブテストの in_place_upgrades と director プラグイン検証の両方が合格した場合。
- FAIL: サブテストの in_place_upgrades と director プラグイン検証の両方またはいずれかが失敗した場合。