第12章 信頼できるコンテナーテスト
信頼できるコンテナーテストでは、Red Hat が Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) のプラグイン/ドライバーコンテナーを認識しているかどうかを確認します。また、このテストでは、コンテナーが Red Hat が提供したものか、パートナーが提供したものかを確認します。認定されたコンテナーイメージは、お客様がデプロイメントに利用しなければならないソースの数を減らし、また、ソリューションスタックに含まれるすべてのコンポーネントが信頼できるソースからのものであることを保証します。
RHOSP 認定試験の実施
RHOSP の認定試験では、信頼できるコンテナーテストにより、インストールされ実行中のコンテナーに関する情報を取得します。情報が取得されると、テストでは Red Hat の認定サービスに問い合わせ、コンテナーが認識され、認定されているかどうかを判断します。
パートナーの要件
ドライバーが RHOSP の一部 (ツリー内) として出荷される場合は、コンテナーイメージがすでに認定されているため、信頼できるコンテナーテストのみを実行することが期待されます。ただし、パートナー独自のコンテナーイメージ (ツリー外) を出荷する場合は、前提条件としてパートナーがコンテナーイメージを Red Hat Connect で認定する必要があります。コンテナーイメージ認定の詳細は、Partner Integration guide を参照してください。
Red Hat Connect では、パートナーが RHOSP 13 の新規製品リクエストを作成する際に、リリースカテゴリーとして Tech-Preview しか選択できません。コンテナーイメージが Red Hat Connect 上で認定された後には、信頼できるコンテナーテストを実行することができます。信頼できるコンテナーテストが正常に完了した後、パートナーは一般提供 (GA) オプションを選択することができます。
合格の基準
オーバークラウドコントローラーノードで実行中のコンテナーと実行されていないコンテナーを示すコンテナーレポートを受け取っている。cinder、manila、neutron などの RHOSP サービスがインストールされ、実行されていることが報告されている。RHOSP 認定テストに基づいて、実行中のコンテナーが RHOSP 認定または Red Hat 認定のコンテナーのいずれかである。